抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】1年以内の慢性心不全患者における死亡の原因を調査する。方法:903例の慢性心不全患者の臨床資料を遡及的に分析し、入院期間及び病院外のフォローアップ1年の状況により、生存群790例と死亡群113例に分けた。低ナトリウム血症が予後に与える影響を観察する。【結果】慢性心不全を有する903人の患者の総死亡率は,12.5%(113/903)であった。死亡群(n=113)の血中脂質レベル、心拍数、心内径、駆出率、糸球体濾過率推定値(eGFR)、血中尿酸、低ナトリウム血症、N末端B型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)レベルと生存群の間に有意差が認められた(P<0.05)。入院した低ナトリウム血症患者86例、低ナトリウム血症の発生率は9.5%(86/903)であった。非低ナトリウム血症患者と比べ、低ナトリウム血症患者の入院血圧レベルは低く、NYHA心機能分級及びN末端のB型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)レベルは比較的低く(P<0.01)、Kaplan Meier生存分析結果により、以下のことが明らかになった。低ナトリウム血症患者の院内死亡率、フォローアップ1年以内の全死亡と心不全の死亡リスクはいずれも非低ナトリウム血症患者より明らかに高かった(P<0.01)。多変量Cox比例ハザードモデルの分析結果により、多種の交絡因子を補正した後、以下のことが分かった。入院時の低ナトリウム血症は依然として心不全入院患者のフォローアップ1年以内の全死亡と心不全の死亡(HR=2.458、95% CI 1.704~3.545、P<0.01)の独立予測因子である。結論:入院低ナトリウム血症は中国で入院した心不全患者の院内死亡及びフォローアップ1年以内の全死亡と心不全の死亡の独立予測因子である(P<0.01)。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】