文献

J-GLOBAL ID：201802244904312000   整理番号：18A0172288

電気化学的性能が向上したリチウムイオン電池用のSnドープLi_1.2Mn_0.54Ni_0.13Co_0.13O₂正極材料

Sn-doped Li_1.2Mn_0.54Ni_0.13Co_0.13O₂ cathode materials for lithium-ion batteries with enhanced electrochemical performance

著者 (6件)： ZHOU Lin (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN) ,  LIU Jing (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN) ,  HUANG Lisi (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN) ,  JIANG Na (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN) ,  ZHENG Qiaoji (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN) ,  LIN Dunmin (Sichuan Normal Univ., Chengdu, CHN)
資料名： Journal of Solid State Electrochemistry  (Journal of Solid State Electrochemistry)
巻： 21  号： 12  ページ： 3467-3477  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： W1021A  ISSN： 1432-8488  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池用の高容量で安定な正極材料として,Li_1.2Mn_0.54Ni_0.13Co_0.13O₂が有望視されているが,これは第一サイクルでの大きな不可逆容量,レート性能の低さ,またサイクル性が悪いという課題を抱えている。ここではその解決の為にSn⁴⁺のドープを検討した。1%の最適なドーピングで,268.9mAh g^-1の高い初期放電容量と,76.5%の初期クーロン効率,0.1Cで199.8mAh g^-1の可逆容量,100サイクル後での75.2%の高い容量維持率,そして5Cでも88.8mAh g^-1の放電容量の優れたレート性能を得ることが出来た。Mn⁴⁺よりもイオン半径の大きいSn⁴⁺で置換することにより単位格子体積が増大しLi⁺の拡散チャネルが拡大するとともに,構造が安定化することが,この性能向上の要因である。

シソーラス用語： 性能 ,  *リチウムイオン電池 ,  *スズ ,  ドーピング ,  *リチウム化合物 ,  *マンガン酸塩 ,  *ニッケル酸塩 ,  *コバルト酸塩 ,  *電極材料 ,  イオン拡散 ,  結晶格子 ,  安定性 ,  結晶構造
準シソーラス用語： 構造安定性 ,  *正極材料 ,  電気化学的性能

分類 (4件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  電極過程  (CB07040U) ,  二次電池  (YB04030K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 電気化学的性能 ,  リチウムイオン電池 ,  Sn ,  ドープ ,  正極材料