文献

J-GLOBAL ID：201802245116011095   整理番号：18A0000097

高速酸化物イオン伝導体Na_0.5Bi_0.5Ti_0.94Mg_0.06O_2.94の機械及びインピーダンス分光法研究

Mechanical and impedance spectroscopy studies on the fast oxide ion conductor Na_0.54Bi_0.5Ti_0.94Mg_0.06O_2.94

著者 (3件)： WANG W. G. (Yan’an Univ., Yan’an, CHN) ,  LI X. Y. (Yan’an Univ., Yan’an, CHN) ,  LIU T. (Yan’an Univ., Yan’an, CHN)
資料名： Journal of Materials Science. Materials in Electronics  (Journal of Materials Science. Materials in Electronics)
巻： 28  号： 20  ページ： 15263-15269  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： W0003A  ISSN： 0957-4522  CODEN： JMTSAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 従来の固相反応によって,ペロブスカイト構造Na_0.5Bi_0.5Ti_0.94Mg_0.06O_2.94(NBTMg)試料を調製した。NBTMg化合物の673Kにおけるバルク酸化物イオン伝導率は,約3.3×10^-4S/cmであり,この値は,同一温度でのNa_0.5Bi_0.5TiO₃(NBT)よりも1.2倍高い。NBTMg試料の酸化物イオン伝導率が高いことは,NBT化合物よりもより高い酸素空孔含有量及びより良い酸素空孔移動度を持つことを意味する。NBTMg試料のArrheniusプロットは,変曲点(540K)によって2つの部分に分けられた。即ち,NBTMg試料における菱面体晶強誘電相から正方晶常磁性相への遷移に対応する。直線フィッティング法によって,菱面体晶及び正方晶構造NBTMg試料における酸化物イオン拡散の活性化エネルギーは,それぞれ,約0.94及び0.62eVである。従って,正方晶構造NBTMg試料の酸素空孔移動度は,菱面体晶構造NBTMg試料よりも優れていて,このことは,NBT系材料の酸化物イオン伝導率を改善する方法を提供できる。

シソーラス用語： *イオン伝導 ,  *酸化物 ,  *機械的性質 ,  電気化学インピーダンス ,  チタン酸塩 ,  ナトリウム化合物 ,  ビスマス化合物 ,  マグネシウム化合物 ,  X線回折 ,  誘電損失 ,  周波数依存性 ,  Arrheniusの式 ,  固相反応 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  正方晶系 ,  活性化エネルギー
準シソーラス用語： 機械特性

分類 (2件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  固体中の拡散一般  (BL06021L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化物イオン伝導体 ,  インピーダンス分光法 ,  研究