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J-GLOBAL ID:201802245462007990   整理番号:18A0664782

浅間山北麓鬼押出し溶岩流先端部における風穴と低温湧水の温度変化

著者 (1件):
資料名:
号: 54  ページ: 51-58  発行年: 2018年03月10日 
JST資料番号: L0903A  ISSN: 0454-241X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,風穴とそれに隣接する湧水の関係を明らかにする手始めとして,鬼押出し溶岩流先端部にある風穴と,それに隣接する低温湧水において,約1年間にわたり温度の連続観測を実施した。その結果,風穴内の温度には他の風穴と同じような季節変化が確認された。気温の低下が著しい1月~3月における風穴内の温度には,外気温の変化に対応する大きな日変化が認められた。これは,密度の高い低温外気が風穴内へ流入していることを示唆している。外気温(最低気温)が0°Cを上回るようになると,その変化はみられなくなり,4月から6月中旬までは0°Cとほぼ一定温度を示していた。これは融雪期に形成された氷が地下に存在すること,そして風穴内部(地中)から地表へ冷気が流出していることを示唆している。その後,風穴内の温度は緩やかに上昇し続け,9月下旬に最高温度(7.5°C)を記録した。10月中旬以降になり外気温(最低気温)が同程度まで低下すると,風穴の温度は再び大きな日変化を示すようになった。風穴内の温度が大きく変化したのに対して,湧水温にはそのような変化は認められず,年間を通して約3°Cとほぼ一定温度を保っていた。これは,低温湧水が風穴の冷気の影響を直接受けているわけではなく,元々低温の地下水が湧出していることを示唆している。(著者抄録)
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分類 (1件):
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