文献

J-GLOBAL ID：201802245552824623   整理番号：18A1228978

2016年台風10号をモデルとした内浦湾における潮位偏差の発生特性

Tide deviation characteristics in Uchiura Bay modeled on Typhoon Lionlock (2016)

著者 (5件)： 南翔 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ 技術部) ,  工藤圭太 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ 技術部) ,  八木澤一城 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ 技術部) ,  橋本孝治 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ 技術部) ,  渡部靖憲 (北海道大学 大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_205-I_210(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年台風10号は従来と異なる複雑な経路をたどり,東北地方を北西に移動し,日本海へと進行した.この台風により北海道内浦湾では高潮が発生し,台風による吹送流と強風により大きな漁業被害をうけた.このような前例のない経路を辿った台風での検討は重要である.そこで,本研究では,台風モデルと非線形長波モデルを使用した高潮計算を行った.本台風をモデルとし,想定されうる8コースで高潮計算を行い,内浦湾での潮位偏差の発生特性を解明するとともに,危険に作用する経路を推測した.さらに,『高潮浸水想定区域図作成の手引き(国土交通省)』に基づく,想定台風による試算を行い,今後の内浦湾沿岸での浸水想定における知見を得た.(著者抄録)

シソーラス用語： *台風 ,  北海道 ,  湾 ,  *潮位 ,  *高潮 ,  統計量 ,  吹送流 ,  風 ,  経路 ,  数値計算 ,  浸水 ,  強風
準シソーラス用語： 高潮計算 ,  台風経路 ,  潮位偏差 ,  内浦湾【北海道】

著者キーワード (5件)： storm surge ,  Uchiura Bay ,  numerical simulation ,  tyhoon model ,  inundation prediction

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (6件)：

• 1) 国土交通省 : 高潮浸水想定区域図作成の手引き, 2015
• 2) 川崎浩司,下川信也,村上智一 : 超巨大台風による伊勢湾湾奥部における高潮浸水予測,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,I_211-I_216,2016.
• 3) 澁谷容子,中條壮大,金洙列,森信人,間瀬肇 : 第二室戸台風にもとづく大阪湾の高潮と浸水範囲におよぼす気候変動の感度評価,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,I_217-I_222,2016.
• 4) 猿渡亜由未,武江寿大,渡部靖憲 : 冬季の温帯低気圧による高潮の統計的リスク評価,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,I_247-I_252,2016.
• 5) Myers, V A and Malkin W (1961) : Some properties of hurricane wind fields as deduced from trajectories, U.S. weather Bereau, National Hurricase Researh Project, Report 49.

タイトルに関連する用語 (3件)： 台風 ,  モデル ,  内浦湾