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J-GLOBAL ID：201802245659235175   整理番号：18A1229106

中規模衝突実験及び数値実験に基づく海氷等脆性体の衝突力特性と簡易式の提案

CHARACTERISTICS OF COLLISION FORCE AND ITS SIMPLE EVALUATION FORMULA FOR BRITTLE MATERIALS SUCH AS SEA ICE BASE ON MEDIUM-SCALE EXPERIMENTS AND NUMERICAL CALCULATIONS

著者 (4件)： 木岡信治 (国立研究開発法人土木研究所) ,  遠藤強 (日本データーサービス株式会社) ,  竹内貴弘 (八戸工業大学工学部土木建築工学科) ,  渡部靖憲 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_973-I_978(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最も基本的な構造体である平板を中心とする様々な規模の角柱を対象とした海氷の衝突実験ならびにDEMによる数値実験を実施した.均一な物性・強度の氷やその完全な面接触など理想条件での衝突が現実では極めて困難または稀であり,必然的に実験結果がバラつく事,その衝突波形や破壊機構が複雑である事,等を数値実験から説明した.実験値及び実験困難な様々な条件での数値実験結果は,破壊の有無,動弾性率,衝突速度,氷の規模等に関わらず,理論的に得た弾性体の平板への最大衝突力を推定する単純な式の傾向特性と一致した.その理論式をベースとし,高速で漂流する小規模氷塊が脆性破壊を伴って衝突する場合の,平板を含む任意サイズの角柱構造物への最大衝突力を簡便に評価する方法の提案を試みた.(著者抄録)

シソーラス用語： *海氷 ,  海域 ,  *脆性材料 ,  *特性 ,  *力 ,  *衝突 ,  *衝突試験 ,  *実験 ,  数値計算 ,  個別要素法 ,  漂流 ,  高速度 ,  ナゲット ,  氷 ,  小規模 ,  構造物 ,  角柱 ,  *数値実験 ,  柱 ,  構造要素
準シソーラス用語： 氷海域 ,  衝突力特性 ,  DEM【個別要素法】 ,  高速漂流 ,  小規模氷塊 ,  氷塊 ,  角柱構造物

著者キーワード (5件)： sea ice ,  DEM ,  FEM ,  collision ,  fracture

分類 (2件)： 海氷  (DC06050C) ,  流水中におかれた物体  (RC10030J)

引用文献 (10件)：

• 1) 木岡信治・森昌也・遠藤強・竹内貴弘・渡部靖憲 : 海氷群を伴った市街地への津波遡上特性に関する検討, 土木学会論文集B2(海岸工学)特集号, Vol. 70, No2., pp. 821-825, 2014.
• 2) 木岡信治・森昌也・遠藤強・竹内貴弘・渡部靖憲 : 準3次元DEMによる海氷等の離散体の漂流および陸上遡上の計算法の構築海氷群を伴った市街地への津波遡上特性に関する検討, 土木学会論文集B2(海岸工学)特集号, Vol. 72, No2., pp. 955-96, 2016.
• 3) 花田真州・川合邦広・佐藤正樹・早川哲也・佐伯浩:平板に作用する衝撃氷力に関する実験的研究,海洋開発論文集,Vol. 12, pp. 337-341, 1996.
• 4) 早川哲也・花田真州・川合邦広・佐伯浩:越波および津波により杭構造物に作用する衝撃氷力算定法,海岸工学論文集,Vol. 47, pp. 976-980, 2000.
• 5) 木岡信治・竹内貴弘・蟹江俊仁:海氷塊の杭構造物への衝突に関する中規模実験とその数値計算法の基礎的検討, 土木学会論文集A2(応用力学), Vol. 68, No2, pp. 423-432, 2012.

タイトルに関連する用語 (8件)： 中規模 ,  衝突実験 ,  数値実験 ,  海氷 ,  脆性体 ,  衝突力 ,  簡易 ,  提案