抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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缶詰を密封する方法は二重巻締め法と呼ばれ,巻締め寸法を精度良く管理し,その後殺菌を行う事で,長期保存しても中身の変化がほとんどない缶詰めが出来上がる。今回巻締め寸法のTC寸法,T寸法のばらつきと密封性の関係を調査した結果,TC寸法よりT寸法の影響が大きいことが確認できた。また,密封性評価法として2種類の方法を比較した結果,染色法に比べ,ヘリウムリーク試験の方が精度良く検出できることが判明した。またレトルト殺菌も密封性に影響を与えることが再認識された。今後,寸法だけでなく,巻締め形状やシーリングコンパウンドの影響も調査し,密封性との関係を明らかにする必要がある。二重巻締め法は確立された技術ではあるが,今後も調査を継続し,データを蓄積し,巻締め理論として体系化する必要がある。(著者抄録)