文献

J-GLOBAL ID：201802245689560730   整理番号：18A0324052

統合失調症における認知障害のための新しいドーパミン治療【Powered by NICT】

Novel Dopamine Therapeutics for Cognitive Deficits in Schizophrenia

著者 (4件)： Arnsten Amy F.T. (Department of Neurobiology, Yale Medical School, New Haven, Conmnecticut) ,  Girgis Ragy R. (Department of Psychiatry, College of Physicians and Surgeons, Columbia University, New York, New York) ,  Gray David L. (Neuroscience & Pain Research Unit, Pfizer Worldwide Research and Development, Cambridge, Massachusetts) ,  Mailman Richard B. (Department of Pharmacology, Pennsylvania State University College of Medicine, Hershey, Pennsylvania)
資料名： Biological Psychiatry  (Biological Psychiatry)
巻： 81  号： 1  ページ： 67-77  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0089A  ISSN： 0006-3223  CODEN： BIPCBF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 統合失調症は,現在利用可能な薬によって軽減されていない重要な認知障害により特徴づけられる。これら認知障害の多くは,新たに進化し,背外側前頭前皮質(dlPFC)の機能障害を含んでいる。統合失調症患者の脳はdlPFC錐体細胞樹状突起萎縮の証拠,皮質ドーパミンで減少,およびドーパミンD_1受容体(D_1R)の変化の可能性を示した。は数十年間ドーパミンの最適レベルはdlPFC作業記憶機能に必須であることが評価されて,D_1R刺激から生じる多くの有益な作用を得た。D_1Rは霊長類dlPFCにおける樹状突起棘に集中している,それらの刺激は,作業記憶作業中のdlPFCニューロン発火と認知性能に及ぼす逆U線量応答を生成する。学界と医薬品産業の両方の研究は,低用量でサルにおける作業記憶を改善する選択的D_1作動薬の開発,例えば,最初の完全なD_1アゴニスト,ジヒドレキシジン,をもたらした。ジヒドレキシジンは統合失調症または統合失調性障害患者における試験され始めている。初期の結果は有望であるが,研究は薬物の薬物動力学によって制限される。が,これらのデータは,改良された新規な新規化合物の発見と開発に向けた取り組み,良好な薬物動力学,機能的選択的D_1配位子,D_1R陽性アロステリックモジュレーターとD_1作動薬を含むに拍車をかけた。1つまたはいくつかのこれらの手法は臨床診療に移される可能性のあるdlPFCにおけるD_1R刺激の有益な効果の最適化を可能にするはずである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 錐体細胞 ,  機能障害 ,  *運動失調 ,  *治療法 ,  受容体 ,  *統合失調症 ,  樹状突起 ,  患者 ,  薬物動力学 ,  皮質 ,  窒素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物 ,  カテコールアミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： アゴニスト ,  作動記憶 ,  *認知障害 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： D_1作動薬 ,  D_2受容体 ,  実行機能 ,  前頭前野皮質 ,  統合失調症 ,  作業記憶

分類 (2件)： 精神障害  (GR03000A) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (2件)： ジヒドレキシジン ,  ドーパミン

タイトルに関連する用語 (4件)： 統合失調症 ,  認知障害 ,  ドーパミン ,  治療