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J-GLOBAL ID：201802245761480180   整理番号：18A0315665

ディジタル音響信号への知覚不可能な情報ハイディング

著者 (1件)： 鵜木祐史 (北陸先端科学技術大学院大)
資料名： 電波技術協会報FORN  (電波技術協会報フォルン)
号： 317  ページ： 40-43  発行年： 2017年07月10日 
JST資料番号： F2122A  ISSN： 0910-593X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ディジタル音響信号の違法な改竄や複製を検知するための,ディジタル音響信号に秘匿情報を埋め込む音響情報ハイディング技術についての解説。
・音響情報ハイディングの3要件は,1)利用者が気づかない知覚不可能性,2)信号処理や攻撃に対する頑健性,3)秘匿情報が検出されない秘匿性。
・人の聴力特性を利用した音響情報ハイディング法は,1)蝸牛遅延法,2)位相変調法,3)量子化インデックス変調法,4)特異スペクトル情報と心理音響モデルを利用する方法,5)フォルマント強調法。
・音声の改竄は,収集した音声と原音の秘匿情報を検出し,同一かどうかを識別することで判定。
・ビットマップ画像パターンを秘匿情報として埋め込んだ実験例では,改竄の場所や様態まで検出可能。

シソーラス用語： *音波信号 ,  *データ保護 ,  *行為 ,  聴力 ,  信号処理 ,  ホルマント ,  位相変調
準シソーラス用語： *音響信号 ,  音声信号処理 ,  *改竄 ,  *情報ハイディング

分類 (2件)： 音響信号処理  (BB03050C) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (2件)：

• 鵜木,宮内,“蝸牛遅延特性に基づいた音響電子透かし,”音響誌,Vol.71,No.1,pp.15-22,Jan.2015.
• S. Wang, R. Miyauchi, M. Unoki, and N. S. Kim, “Tampering Detection Scheme for Speech Signals using Formant Enhancement based Watermarking,” Journal of Information Hiding and Multimedia Signal Processing, Vol. 6, No. 6, pp. 1264-1283, Nov. 2015.

タイトルに関連する用語 (4件)： ディジタル ,  音響信号 ,  知覚 ,  情報ハイディング