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J-GLOBAL ID：201802245769578598   整理番号：18A0947142

19 世紀フランス南部山岳地オート=ザルプ県における 物質循環の回復と生活型農業の衰萎

Recovery of Material Circulation and Decline of Life-Oriented Agriculture in the Mountainous Region of Hautes-Alpes in Southern France during the 19th Century

著者 (1件)： 伊丹一浩
資料名： 農業史研究(Web)
巻： 51  ページ： 2-13(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1103A  ISSN： 2424-1334  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 南フランスのHautes-Alpesの山岳地帯において,森林と牧草地の増加する荒廃と急な流れとトレントの氾濫によって引き起こされた結果の被害は,19世紀の間の議論の余地のある問題であった。本論文では,材料循環の解体と,そのようなサイクルを回復させるための提案された対策により,それらの特性と限界を調査し,山岳地域における農業と放牧作業の提案を明らかにすることを目的とした,Briotの議論を選択した。要約するために,本論文は以下のように議論する。Briotは,山岳地帯の荒廃に対する原因として,高高度牧草地における物質循環の分離を強調した。この分析に基づいて,人工肥料と灌漑が,材料循環の断線を防ぐための対策として,低高度地域の圃場を栽培するために導入されるべきであることを提案した。これらは,高地の牧草地における物質循環の回復を助け,山岳地帯の荒廃を防ぎ,自然災害を防ぐための現実的な対策である。さらに,それらはコミュニティ居住者が牧草地の荒廃を防ぐことができて,同時に家畜農業の発展をサポートすることができる実践を追求するのを助けることができる。しかし,Briotの提案は,コミュニティ住民が市場需要に対処するための競争においてより深く関与するようになるので,失敗しなかった。特に,新しい大陸からの農業および家畜製品の影響下での好ましくない自然条件の下で,Hautes-Alpesの生活指向農業実践を減少させ,削減する効果があった。ここでは,災害偶発計画として山岳地域の回復と保存を容易にするために設計されたBriotの提案のもう一つの側面を見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *森林 ,  *牧草地 ,  *農業 ,  放牧 ,  山岳地 ,  化学肥料 ,  灌漑 ,  圃場 ,  栽培 ,  自然災害 ,  コミュニティ ,  住民 ,  リスク評価 ,  フランス共和国 ,  標高 ,  *物質循環 ,  *産業 ,  飼育管理
準シソーラス用語： 荒廃地 ,  市場需要予測

分類 (3件)： 森林経営・経理  (FF01030I) ,  飼料作物,草地  (FC03050J) ,  農業一般  (FB01010A)

タイトルに関連する用語 (6件)： フランス ,  山岳地 ,  オート ,  物質循環 ,  回復 ,  農業