抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単層カーボンナノチューブ(SWCNT)はその魅力的な性質をデバイス応用することが期待されているナノ炭素材料である。しかしながら,SWCNTは溶解性に乏しく,このことが応用への妨げになっている。この課題を解決する道筋の一つとして,我々はSWCNT表面の物性を分子の吸脱着を利用して制御することを試みた。SWCNTのグラファイト表面と効率的に相互作用できるように,複数の芳香環を光反応する官能基で繋ぎ,光照射前後でのSWCNT表面への(分子構造による)親和性変化を利用した。この光応答性分散剤はSWCNTを非常に効率的に分散することができ,光照射で簡単に外すことができる。この光応答性分散剤をつかって得られた分散液に,超遠心操作と光照射を組み合わせると,市販のSWCNTを精製することができ,また,調製した分散液で製膜後にマスク露光すると微細加工薄膜を作製することもできた。(著者抄録)