文献
J-GLOBAL ID:201802245902711706   整理番号:18A0326220

TLR4/NF κB経路を含むアテローム性動脈硬化炎症促進におけるPCSK9の新しい役割【Powered by NICT】

New role of PCSK9 in atherosclerotic inflammation promotion involving the TLR4/NF-κB pathway
著者 (12件):
資料名:
巻: 262  ページ: 113-122  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0599B  ISSN: 0021-9150  CODEN: ATHSBL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
プロ蛋白質コンベルターゼスブチリシン/ケキシン9(PCSK9)は,アテローム性動脈硬化症の新しいコレステロール低下薬と治療的介入の開発における一般的な標的として出現した。PCSK9が肝臓低密度リポ蛋白質受容体の分解を越えた機序を介してアテローム性動脈硬化症を加速できた。いくつかの臨床研究はPCSK9はアテローム性動脈硬化炎症に関与していることを示唆した。それに応じて,本研究では,アテローム性動脈硬化症進行を促進する血管炎症におけるPCSK9の役割を検討することを目的とした。レンチウイルスPCSK9shRNA(LV PCSK9 shRNA)ベクターの形質導入を介したPCSK9サイレンシングはアポリポ蛋白質Eノックアウト(apoE KO)マウスにおける高脂血症誘導アテローム性動脈硬化症における血管病変の形成に影響を与えるかどうかを調べた。in vitroでは,oxLDL誘発マクロファージ炎症に対するPCSK9の効果はPCSK9の過剰発現とPCSK9サイレンシングのためのLV PCSK9とLV PCSK9shRNAを用いて調べた。免疫組織化学分析はPCSK9発現は,apoE KOマウスにおけるアテローム硬化性プラーク内で増加することを示した。これらのin vivoの結果はマウスのLV PCSK9shRNA群は対照群と比較して,より少ない大動脈アテローム性動脈硬化プラークを発生することを示した。これらの病変もマクロファージ数の減少を有し,血管炎症調節因子の発現,腫瘍壊死因子-α,インターロイキン1β,単球走化性蛋白質,toll様受容体4と核因子カッパB(NF κB)などを低下させた。は,in vitroでのマクロファージにおけるPCSK9の過剰発現はoxLDLで誘導される炎症性サイトカインの分泌を増加させることを示した。PCSK9の過剰発現はTLR4発現をアップレギュレートし,マクロファージにおけるp-IκBαレベル,IκBα分解,NF-κBの核移行を増加させたが,PCSK9ノックダウンは,oxLDL処置をほどこしたマクロファージにおいて反対の影響を有していた。PCSK9遺伝子干渉は血管炎症を減少させ,高脂肪食を与えたapoE KOマウスの血しょうコレステロールレベルに影響することなくTLR4/NF-κBシグナル伝達経路を阻害することにより直接アテローム性動脈硬化症を抑制することができた。PCSK9はアテローム性動脈硬化症の病因における炎症性メディエーターである可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学 

前のページに戻る