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J-GLOBAL ID:201802246061672556   整理番号:18A0178254

ZnOナノ粒子はライセニンナノチャネルのイオン輸送と電位調節を調整する

ZnO nanoparticles modulate the ionic transport and voltage regulation of lysenin nanochannels
著者 (12件):
資料名:
巻: 15  号: Dec  ページ: 15:90 (WEB ONLY)  発行年: 2017年12月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:ナノ材料(NM)からの意図的でない生物学的影響の不十分な理解は,それらの科学的,技術的,そして医学的適用に関する利用に深刻な障害となっている。先行研究は細胞内部化に専ら起因するナノ毒性効果の理解に焦点を当てているが,最近の研究はNMが膜透過輸送機構に干渉し,従って膜輸送依存性の鍵となる生物学的活性に影響することによりナノ毒性に寄与しうるかもしれないことを示している。この質問の順番に沿って,筆者らはイオンチャネルと調節や高い輸送率といった基本的な特徴を共有する膜孔形成毒素ライセニンの輸送特性に対する荷電ナノ粒子(NP)の効果を調べた。結果:ライセニンチャネルの巨視的コンダクタンスはカチオン性ZnO NPの存在下で大きく低下した。その阻害効果は,電場の向きや添加部位に対し非対称であり,このことはZnO NPと結合部位の間の静電相互作用を示唆する。ライセニンチャネルを中性脂質膜中に再構成したとき,巨視的コンダクタンスの似た変化が観察された。このことは輸送能力の低下への主要な貢献者としてタンパク質-NP相互作用を暗示する。対照的に,アニオン性SnO2 NPの存在下で阻害効果は観察されなかった。加えて筆者らはイオン輸送の阻害が,ZnO NPの分解に因るのではなく,引き続くライセニンチャネルとの亜鉛イオンの相互作用によることを立証する。結論:筆者らは正に荷電したZnO NPとライセニンチャネル内の負の荷電の間の静電相互作用が,イオン輸送に対する阻害効果の原因であると結論づける。これらの相互作用は,NPの内部化を必要としないかもしれない,細胞毒性の潜在的機構を指摘する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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動物に対する影響  ,  蛋白質・ペプチド一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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