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J-GLOBAL ID:201802246375232197   整理番号:18A1708638

2016年熊本地震の微動と余震記録から推定された日本,熊本県益城町における地下速度構造とサイト増幅特性

Subsurface velocity structure and site amplification characteristics in Mashiki Town, Kumamoto Prefecture, Japan, inferred from microtremor and aftershock recordings of the 2016 Kumamoto earthquakes
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巻: 70  号: July  ページ: 70:116 (WEB ONLY)  発行年: 2018年07月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2016年の熊本地震系列の間の集中的な激しい被害の地域における地震波速度構造を調査するために,熊本県益城町の中央地域における連続地震観測を実施した。本震の2か月後で8つの臨時サイトにおける4日間の観測の間,30の余震(1.7≦Mj≦4.3,1.9km≦深さ≦13.5km)からの記録を得た。余震データは,約1Hzでのサイト増幅は,秋津川側に沿って建物がほとんど損傷されていない地帯に卓越しているが,3Hz以上でのサイト増幅は,重度に損傷された地帯で観察されることを示した。また,筆者らのデータは,ピーク加速度と速度振幅ならびにより少ない損傷域における小地震の震度が損傷域におけるそれらより明らかに大きく,損傷分布が線形サイト増幅に基づくサイト応答と矛盾することを意味した。余震と微動データを用いたレーリー波の推定位相速度は,低周波数範囲(0.26≦f≦1.27Hz)で分散特性を示したが,その値は,最近接KiKnet強震動観測局KMMH16でのP-S検層モデルから得られた値よりも実質的に小さかった。得られた微動水平/垂直スペクトル比と地震波放射方向/垂直(R/V)スペクトル比は,約0.4Hzにおいて共通の明瞭なピークを示し,それはおそらくこの地域下の深部堆積層の応答に関連している。位相速度と一般的な卓越ピークの両方をより良く説明する微細化速度構造モデルは,岩盤層(Vs=2700m/s)上のS波速度(Vs)の値が検層モデルから推定される値より小さく,岩盤層までの深さは検層モデル(234m)と比較してはるかに深い(約600m)ことを示した。観測局KMMH16で得られたR/Vスペクトル比もまた0.4Hzで明瞭なピークを示し,観測地域と観測局KMMH16との間に深い堆積構造の大きな差がないことを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震脈動,人工地震,核爆発地震,浅部地下構造などに関連する問題 

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