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J-GLOBAL ID：201802246695207421   整理番号：18A2206548

総説・水環境学の進歩-研究委員会編(6)メタン発酵と熱変換技術とのコンバインドシステムの研究動向

著者 (3件)： 小林拓朗 (環境研) ,  倉持秀敏 (環境研) ,  XU Kai-qin (環境研)
資料名： 水環境学会誌  (Journal of Japan Society on Water Environment)
巻： 41(A)  号： 12  ページ： 417-424  発行年： 2018年12月10日 
JST資料番号： Z0777A  ISSN： 0916-8958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・バイオマスエネルギーの変換技術として,メタン発酵,ガス化・熱分解があり,メタン発酵と他の施設との間で,廃棄物の処理や熱・エネルギーを融通するシステムをコンバインドシステムと定義。
・メタン発酵とごみ焼却施設,又は,下水処理施設との連携によるエネルギー利用や消化液処理などの効率化が試みられており,更に,関連基礎研究も進んでいるので,実用化未満レベルの新しいメタン発酵コンバインドシステムの動向を紹介。
・ガス化・熱分解施設とのコンバインドシステムでは,メタン発酵消化液固形分のガス化・熱分解によるエネルギー化,ガス化・熱分解で派生する凝縮液のメタン発酵,ガス化・熱分解で生ずるガスの発酵による変換に分けて解説。
・更に,発生ガスの発酵による変換では,反応系と微生物群集と,syngasメタン発酵の処理能力に分けて数多くの微生物群に関わる研究を紹介。

シソーラス用語： *生物エネルギー ,  バイオマス ,  液体肥料 ,  発酵液 ,  *メタン発酵 ,  下水処理施設 ,  ガス化 ,  熱分解 ,  群集 ,  焼却炉
準シソーラス用語： *syngasメタン発酵 ,  *ごみ焼却炉 ,  *コンバインドシステム ,  *バイオマスエネルギー ,  発酵消化液 ,  微生物群集

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K)

引用文献 (58件)：

• 井上陽仁,松藤敏彦,2014.乾式メタン発酵を用いた焼却施設とのコンバインドシステムのエネルギー評価.土木学会論文集G(環境)70(2),32-41.
• Yao, Z., Li, W., Kan, X., Dai, Y., Tong, Y.W., Wang, C.H., 2017. Anaerobic digestion and gasification hybrid system for potential energy recovery from yard waste and woody biomass. Energy 124,133-145.
• Monlau, F., Sambusiti. C., Antoniou, N., Barakat, A., Zabaniotou, A., 2015. A new concept for enhancing energy recovery from agricultural residues by coupling anaerobic digestion and pyrolysis process. Applied Energy 148,32-38.
• Kan, X., Yao, Z., Zhang, J., Tong, Y.W., Yang, W., Dai, Y., Wang, C.H., 2017. Energy performance of an integrated bio-and-thermal hybrid system for lignocellulosic biomass waste treatment. Bioresource Technology 228,77-88.
• Dominguez, A., Menendez, J.A., Pis, J.J., 2006. Hydrogen rich fuel gas production from the pyrolysis of wet sewage sludge at high temperature. Journal of Analyticaland Applied Pyrolysis 77,127-132.

タイトルに関連する用語 (6件)： 総説 ,  水環境学 ,  研究 ,  委員会 ,  メタン発酵 ,  動向