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J-GLOBAL ID:201802247075211035   整理番号:18A1626584

ポリエチレングリコール(PEG)含有化粧品使用による抗PEG抗体誘導とPEG化製剤の薬理効果への影響

Immunological response against PEG in cosmetics
著者 (1件):
資料名:
巻: 26  ページ: 56-62  発行年: 2018年09月01日 
JST資料番号: L6397A  ISSN: 2188-563X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・ポリエチレングリコール(PEG)は非毒性および非免疫原性材料と考えられ,それによる表面修飾はナノキャリアの免疫原性および薬物動力学を改善することができる。しかし,PEG化リポソームは,ある間隔(加速血液クリアランス(ABC)現象)で同じ動物で2回投与されると,それらの長い循環特性を失うことが最近報告された。PEG化リポソームの最初の用量に応答して分泌される抗PEG IgMは,補体活性化の開始を介して2回目の用量の急速なクリアランスの原因であることを明らかにした。さらに,このような抗PEG IgM産生はヌードマウス(T細胞無し)で起こるが,SCIDマウス(BおよびT細胞無し)および脾臓摘出マウス(脾臓無し)では起こらないことをさらに明らかにした。これらは脾臓B細胞がT細胞非依存的に抗PEG IgMを産生することを示唆する。PEG化リポソームはT細胞非依存抗原として脾臓の免疫を活性化すると思われる。さらに,SLにおけるsiRNAおよびpDNAのような核酸は,それらの配列依存的に高い様受容体(TLR)(siRNAに対するTLR7,pDNAに対するTLR9)を介して,抗PEG IgM産生を更に増強することを報告した。著者らの研究は,そのような製剤が抗PEG IgM産生を誘導し,結果として,より少ない治療効果を示すか,または好ましくない副作用を引き起こす可能性があるならば,いかなるPEG化製剤も反復注射で予想外の薬物動力学的挙動を示す可能性があることを明確に示す。この研究では,化粧品におけるPEGに注目し,PEGが60日間連続添加後に抗PEG免疫を誘導するかどうかを検討した。結果は,PEGを含む化粧品が抗PEG IgMを誘導し,抗PEG IgGではなく,したがって化粧品が健康なボランティアの血清で観察される既存の抗PEG IgMを誘導する主な原因であることを明らかにした。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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化粧品 
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