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J-GLOBAL ID:201802247179069539   整理番号:18A0698545

2013~2015年における福島県沿岸沖で採取した堆積物中の134Cs放射性活性濃度に対する制御因子

Factors controlling 134Cs activity concentrations in sediment collected off the coast of Fukushima Prefecture in 2013-2015
著者 (7件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 201-209  発行年: 2018年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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放射性セシウムの放射能濃度と挙動を明らかにするために,2013~2015年福島県沖,12か所の観測所で採取した堆積物中の放射性セシウムの空間及び垂直分布を観測した。バルク表層堆積物(コアの深さ:0~3cm)では,堆積物がシルトから粘土粒子サイズと有機物に富んだ水深100mの観測所周辺にて,高い134Cs放射能濃度が観察された。放射能濃度は一般的にコアの深さとともに減少し,減少の程度は観測点間で異なっていた。小名浜沖とFDNPSの30km以内の2ゾーン間での134Cs放射能濃度の時間変化の異なる傾向は,含水量,空隙率と浸透率を反映した堆積物粒子の移動度に部分的に起因する。いくつかの観測点では,放射能濃度に対する成形ピークが,上部~下部堆積物(コアの深さ:0~1cm)またはそれよりも下部にある堆積物中にて時々観測された。表層堆積物における134Cs放射能濃度は,堆積物中の微細な(すなわち,シルトないし粘土)粒子と結合した134Csからの寄与の増加を必ずしも伴わない。2014年10月,FDNPSから約1.5kmの観測地点にて採取した堆積物は,中層堆積物(コアの深さ:5~16cm)における134Csのブロードピークを持つことが分かった。この中層堆積物では,砂とシルトないし粘土画分の両方が増加した134Cs放射能濃度に寄与した。一方,このようなブロードピークは2015年10月には見られなかった。これらの結果は,堆積物中の放射能濃度は,中層堆積物中の放射能濃度に対するブロードピークに影響を与える堆積物混合,侵食,再堆積の複雑なプロセスにより有意に変化することを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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環境の汚染及び防止  ,  岩石圏の地球化学一般 

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