抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超音波は,液中に発生するキャビテーション現象,洗浄媒体の振動加速度あるいは直進流により汚れを除去するものであるが,軟質表面の洗浄には不向きと考えられていた。しかし,高分子材料である布においても繊維や糸の内部および表面に伝播するため,原理的には適用可能と考えられる。そこで,著者らは,種々の人工汚染布を試作して超音波洗浄を行い,洗浄率と布の損傷に関する実験データの収集を行ってきた。その結果,洗濯機に比べて極めて短時間で効率よく汚れを除去し,かつ布損傷が極めて少ないということが確認された。実験では,布の垂直配置による超音波洗浄,および布の水平配置による超音波/振とう併用洗浄を実施し,その効果を検証した。その結果,洗浄時間1分間でドラム型洗濯機と同レベルの洗浄力が得られると共に,超音波に振とうを併用することで,洗浄率を更にアップさせるできる可能性が示唆された。