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J-GLOBAL ID：201802247350545636   整理番号：18A0324604

海底熱水流体の酸化還元状態と硫化物鉱化作用に及ぼすその影響【Powered by NICT】

Redox state of seafloor hydrothermal fluids and its effect on sulfide mineralization

著者 (2件)： Kawasumi Shogo (Graduate School of Natural Science and Technology, 3-1-1 Tsushima-naka, Kita-ku, Okayama University, Okayama, Okayama 700-8530, Japan) ,  Chiba Hitoshi (Graduate School of Natural Science and Technology, 3-1-1 Tsushima-naka, Kita-ku, Okayama University, Okayama, Okayama 700-8530, Japan)
資料名： Chemical Geology  (Chemical Geology)
巻： 451  ページ： 25-37  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0081A  ISSN： 0009-2541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海底熱水流体の酸化還元条件(fO_2~-fS_2)は300と350°C,71 409バール,と海水塩分の条件で溶解H_2とH_2S濃度から計算した。結果は以前の研究と種々の地質学的背景での著者ら自身の研究によって報告されたブラックスモーカー鉱物学から推定したfO_2~-fS_2条件,沖縄トラフ(堆積物に富む白麗と堆積物不良Jade場),マヌス背弧海盆(珪長質の母岩のPACMANUS玄武岩を主としたVienna Woods場),およびインド洋中央海嶺(mafic/ultramaficホストかいれい玄武岩を主としたEdmond場)を含むと比較した。多くの場合,計算された流体fO_2~-fS_2条件は閃亜鉛鉱/ウルツ鉱の一次鉱物群集とFeS含有量からの推定値と良く一致した。この相関は煙突における硫化物鉱化作用の酸化還元状態は典型的には噴出孔流体中に溶解したH_2とH_2S濃度を反映していることを示唆した。噴出孔流体(0.01 19ンモール/kg)における可変H_2濃度のみならず流体fO_2,fS_2を主に制御することに注目すべきであるが,より均一なH_2S濃度(1 20ンモール/kg)はH_2濃度を上昇させる1mmol/kg以上に流体fS_2流体堆積物相互作用に及ぼす影響,磁硫鉄鉱安定領域にfO_2~-fS_2を低下させる十分にのが少ないが,低H_2S濃度は低いfS_2を説明するとは限らないいくつかの珪長質の母岩の弧-背弧系におけるH_2不良(≦0.1mmol/kg)とH_2Sリッチ(10mmol/kg)流体の計算は,斑銅鉱黄鉄鉱黄銅鉱群集と一致する比較的高いfO_2~-fS_2状態を示した。これらの酸化還元条件は比較的酸化条件マグマ脱ガスから上昇H_2S濃度±で流体-鉱物平衡の組合せの結果である。350°Cにおける酸化還元計算は,黄鉄鉱や磁硫鉄鉱もTAGの初期熱流体中で安定であり,低H_2S濃度による大西洋中央海嶺系を超苦鉄質にホストされたことを示した。これら流体の冷却により,伝導または海水との相互作用により,高いfS_2とfO_2結果とFe硫化物は安定で,観察されたより高いfO_2~-fS_2鉱物組み合わせと一致した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 溶解 ,  磁硫鉄鉱 ,  *鉱化作用 ,  母岩 ,  黄鉄鉱 ,  *硫化物 ,  マグマ ,  *海底 ,  海水 ,  黄銅鉱 ,  玄武岩 ,  堆積物 ,  *酸化還元反応 ,  鉄 ,  相互作用

著者キーワード (6件)： 海底熱水流体 ,  酸化還元状態 ,  硫化物鉱化作用 ,  流体堆積物相互作用 ,  マグマ揮発性 ,  相分離

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  金属鉱床  (DE09030H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 海底 ,  熱水流体 ,  酸化還元状態 ,  硫化物 ,  鉱化作用