文献
J-GLOBAL ID:201802247552984128   整理番号:18A1417592

パルプ収率に影響を与える要素と向上策

Factors Affecting Pulp Yield and Improvement Measures
著者 (2件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 879-884  発行年: 2018年08月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
木材需要の拡大,木材資源の活用,環境に対する関心が高まる中で,高収率で高品質なパルプを得ることのメリットは非常に大きい。しかしパルプ工程は,パルプ成分のセルロース,ヘミセルロースの溶出を抑制して,リグニンを効率的かつ選択的に除去する工程であるが,ヘミセルロースの溶出でパルプ収率ロスに繋がっていること確認されていた。本稿ではヘミセルロースの溶出防止と再吸着反応に着目して,最適な操業pH域の調査と同コンセプトの弊社開発品について考察した。リグニンおよびヘミセルロースは,pH域によりパルプへ再吸着または黒液へ溶出し,パルプ収率に影響を与えることが確認された。またリグニンを選択的に溶出させ,ヘミセルロースをパルプに再吸着する理想的なpH域が存在した。O2晒,酸晒工程の操業pHは,吸着量や白色度,カッパー価との相関からパルプ収率や品質に影響を及ぼしていた。これらの再吸着pHや晒工程の操業pHを活用すれば,パルプ収率や品質向上に貢献することが期待できた。収率向上剤ポリマスターR-608Kは,実操業上pHの調整が困難な場合電荷中和を利用してセルロースにヘミセルロースを吸着させる機能があり,パルプ収率向上に非常に有望であった。また操業安定化剤ポリマスターR-100は蒸解液の木材チップへの浸透を強化し,チップの沈降性を均一化させる機能があり,アルカリ低減,蒸解温度低下,蒸解時間の短縮などの蒸解条件の緩和メリットを提案することができることも確認できた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
各種パルプの製造 
引用文献 (3件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る