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J-GLOBAL ID：201802247608642686   整理番号：18A0229972

横磁場下の4f局在強磁性体CeAgSb₂の磁気特性

Magnetic Properties of 4f Localized Ferromagnet CeAgSb₂ under Transverse Magnetic Fields

著者 (6件)： KAWASAKI Ikuto (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  OGATA Shingo (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  KAWAI Shogo (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  FUKUYAMA Yuji (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  YAMAGUCHI Akira (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  SUMIYAMA Akihiko (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 1  ページ： 014703.1-014703.6  発行年： 2018年01月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 9.6Kより下でc軸に沿って強磁性秩序を見せるCeAgSb₂の磁気特性が横磁場(H_ab)をかけるとどのように発展するか明らかにするため,dc磁化とac磁化率の測定を行った。H_abをかけると,Curie温度(T_C)は零まで抑制され,H_ab下でc軸に沿って測定したac磁化率χ_c′は連続的にT_Cで臨界発散型の異常を見せた。これはこの化合物において磁場誘起強磁性量子臨界点が存在することを示す。一方,T_Cでのχ_c′の大きさは,H_abを約0.5Tまで高くすると共に急激に小さくなった。この結果から,T_C付近の磁気特性は,比較的低いH_ab領域でH_abと共に急激に変化すると示唆される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 局在磁気モーメント ,  強磁性体 ,  *セリウム化合物 ,  銀化合物 ,  アンチモン化物 ,  強磁性 ,  磁場効果 ,  *磁化 ,  磁化率 ,  Curie温度 ,  臨界点 ,  磁化特性 ,  電子 ,  f電子 ,  *交流磁化率 ,  *量子臨界点

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

引用文献 (21件)：

• S. Sachdev, Quantum Phase Transitions (Cambridge University Press, Cambridge, U.K., 1999).
• G. R. Stewart, Rev. Mod. Phys. 73, 797 (2001).
• G. R. Stewart, Rev. Mod. Phys. 78, 743 (2006).
• C. Pfleiderer, Rev. Mod. Phys. 81, 1551 (2009).
• S. Araki, N. Metoki, A. Galatanu, E. Yamamoto, A. Thamizhavel, and Y. Ōnuki, Phys. Rev. B 68, 024408 (2003).

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁場 ,  強磁性体 ,  磁気特性