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J-GLOBAL ID:201802247702242564   整理番号:18A0785218

塞栓症を引き起こす脳卒中のペプチド組成はアテローム性動脈硬化症と炎症の血清マーカーと相関する【JST・京大機械翻訳】

Peptide Composition of Stroke Causing Emboli Correlate with Serum Markers of Atherosclerosis and Inflammation
著者 (9件):
資料名:
巻:ページ: 427  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7085A  ISSN: 1664-2295  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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導入:脳卒中原因塞栓の特異的蛋白質組成は不明である。虚血性脳卒中は様々な病因を有しているので,塞栓が起源となる血栓の組成は,基礎となる病態生理学を反映する特徴的な分子特性を有する可能性がある。著者らは,異なる脳卒中病因を有する患者から回収された塞栓の蛋白質組成を評価するために質量分析を使用し,蛋白質レベルをアテローム性動脈硬化症の血清予測因子と相関させた。【方法】20人の連続した急性脳卒中患者からの塞栓を,ルーチンの脳卒中治療の間,血栓切除術によって検索した。血栓蛋白質を抽出し,消化し,ペプチドの多次元分画を行った。分画したペプチドはタンデム質量分析によりナノ液体クロマトグラフィーを行った。スペクトルは,p<0.05(95%信頼区間)を持つ結果が有意で,同一性を示すMascotソフトウェアを用いて検索した。結果は,入院時に採取したA_1C,低密度リポ蛋白質(LDL)および赤血球沈降速度(ESR)と相関した。【結果】11名の患者は心房細動を有し,4名は有意な近位血管アテローム性動脈硬化症を有し,2名は暗号性であり,3名は他の同定された脳卒中危険因子(左心室血栓,解離,心内膜炎)を有していた。81の一般的蛋白質(例えば,ヘモグロビン,フィブリン,アクチン)は,すべての20の塞栓で見つかった。血清LDLレベルは,セプチン-2(r_s=0.78,p=0.028),リン酸カリウムキナーゼ1(r_s=0.75,p=0.036),インテグリンα-M(r_s=0.68,p=0.033)およびグルコース-6-りん酸デヒドロゲナーゼ(r_s=0.63,p=0.05)と相関した。セプチン-7レベルはESRと逆相関した(r_s=-0.84,p=0.01)。A_1CまたはtPA使用に対する有意な蛋白質相関は見られなかった。結論:著者らの探索研究は,急性脳卒中患者から回収された血栓の質量分析を提示し,患者の臨床的特徴に対する血栓プロテオームを相関させる。特に,高LDL患者からの塞栓における炎症(例えばインテグリンα-M)と関連する蛋白質を見出した。これらの知見は小さい試料サイズによって焼戻されるが,脳卒中病因のマーカーとして使用される蛋白質を発見するために,塞栓のプロテオーム解析を利用することの実現可能性に対する予備的支持を提供する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の疾患  ,  循環系の臨床医学一般  ,  循環系疾患の薬物療法  ,  食用油脂,マーガリン  ,  神経系疾患の薬物療法 

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