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J-GLOBAL ID:201802247718685959   整理番号:18A0139862

慢性片頭痛におけるオナボツリヌムトキシン(Onabotulinumtoxin)A型の有効性予測因子としてのCGRPおよびPTX3:観察研究【Powered by NICT】

CGRP and PTX3 as Predictors of Efficacy of Onabotulinumtoxin Type A in Chronic Migraine: An Observational Study
著者 (10件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 78-87  発行年: 2018年 
JST資料番号: A0110B  ISSN: 0017-8748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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【目的】本研究の目的は,オナボツリヌムトキシンA(OnabotA)による処理後の末梢血と転帰におけるいくつかのバイオマーカーの間の関係を見出すことである。背景:OnabotAは慢性片頭痛(CM)の有効な治療である。様々な研究が,治療への反応,臨床的特徴,神経画像所見,又は分子バイオマーカーのいずれかの予測因子を見出すことを試みた;が,個々の転帰を予測することができていない。【方法】,OnabotAと健常対照者で処理したCM患者群におけるELISAによる炎症(IL-6,IL-10,TNF-α,およびhs-CRP),内皮機能不全(PTX3とsTWEAK),血液脳関門破壊(cFN),脳損傷(S100b,NSE),三叉神経血管活性化(CGRP)のバイオマーカーの血清レベルを測定した。24週間後,患者は頭痛頻度の変化を考慮したそれらの結果に従って二群:非応答者(nonimprovementまたは改善<50%)と応答者(改善>50%)に分類された。はこれらの群間でバイオマーカーのベースラインレベルを比較した。OnabotAおよび24人の健康な対照と処理のための基準を満たしたCM(IHS2013基準)と診断された【結果】六十二患者が含まれた。十五人の患者は治療(24.2%)に応答せず,47は応答者(75.8%)であった。ペントラキシン3(PTX3)血清中濃度(1455.4±487.5pg/mL対720.3±334.1pg/mL,P<.0001)およびカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)血清レベル(133.1±86.6ng/mL対58.2±91.7ng/mL,P=.004)であった非リスポンダーよりリスポンダーで有意に高かった。PTX3>1000pg/mL(AUC 0.908; 95% CI: 0.827 0.990)とCGRP>50ng/mL(AUC 0.800; 95% CI: 0.652 0.947)の血清基礎レベルはOnabotA処理に対して良好な応答と関連していた。【結論】これらの結果は,三叉神経血管活性化(CGRP)と内皮機能不全(PTX3)の分子マーカーであるOnabotAへの応答と関連し,慢性片頭痛患者における治療の選択のための新しいバイオマーカーとして作用する可能性があることを示した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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神経系疾患の薬物療法 

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