文献

J-GLOBAL ID：201802247746281529   整理番号：18A0778446

ミズナラ外樹皮由来の抗トキソプラズマ活性化合物の単離・構造決定

著者 (4件)： 遠藤麻理奈 (北大 大学院) ,  重冨顕吾 (北大 大学院) ,  五十嵐慎 (帯畜大 原虫研) ,  生方信 (北大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.M14-09-1415  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 偏性細胞内寄生性原虫の一種であるトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は妊婦や免疫不全患者に対し病原性を示す。既存薬は高価で副作用があり,新規薬剤開発が求められる。我々は先行研究において抗T.gondii活性の認められたミズナラ外樹皮抽出物から活性物質の同定を試み,活性物質として3種のトリテルペン(29-norlupan-3,20-dione,oleanolic acid acetate,ursolic acid acetate)を単離した。また,これらの絶対立体配置を含む構造決定のため,入手容易な既知化合物から化学合成し比較・解析を行った。抗T.gondii活性評価を行ったところ,3種の化合物全てが強い抗T.gondii活性を持つことが示された。さらに,宿主細胞およびT.gondiiへの毒性を比較した場合に,T.gondiiに対する明確な選択性を持つことが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ミズナラ ,  樹皮 ,  トキソプラズマ症 ,  抗原虫作用 ,  決定 ,  *Toxoplasma gondii ,  生理活性因子 ,  絶対配置 ,  トリテルペン ,  化学合成 ,  構造決定 ,  天然物合成 ,  *微生物 ,  *原生動物 ,  *胞子虫類

分類 (2件)： 微生物に対する農薬  (FB06040Q) ,  木材化学  (FF05040V)

タイトルに関連する用語 (4件)： ミズナラ ,  トキソプラズマ ,  活性化合物 ,  単離