文献
J-GLOBAL ID:201802247926007823   整理番号:18A0061655

マイクロ波支援ルートにより調製したサイズ制御された超微細CeO2ナノ粒子およびその抗菌活性

Size controlled ultrafine CeO2 nanoparticles produced by the microwave assisted route and their antimicrobial activity
著者 (10件):
資料名:
巻: 28  号: 11  ページ: 177,1-10  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: W0004A  ISSN: 0957-4530  CODEN: JMTSAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究において著者らは,マイクロ波を利用した手法により,サイズ制御した超微細酸化セリウム(CeO2)ナノ粒子(NP)類の調製を試みた。また,得られたNP類の抗菌活性を,Escherichia coli,Bacillus subtilis,Saccharomyces cerevisiaeを対象として評価した。具体的には,広範な生物学的かつ生医学的応用が期待されるCeO2-NPを対象として,サイズ均一性が非常に高い超微細物質の簡便な調製方法を検討した。CeO2-NPsのサイズ制御には,原料として用いるCe(NO3)3・6H2O(硝酸セリウム)と,C6H12N(ヘキサメチレンテトラミン)との割合が重要であり,それぞれのモル比を1:20から20:20へと変えると,NPのサイズは,10から5nmへと減少することが確認された。新規調製したNP類の特性評価は,XRD,紫外-可視,光ルミネセンス,ラマン分光,SEM,TEM,AFMなどを用いて行った。また,上述の菌類に対する効果を調べたところ,CeO2-NP濃度が約20μLより,抗菌効果が観察された。硝酸セリウムとヘキサメチレンテトラミンのモル比が5:20で調製したCeO2-NPは,20μLの濃度において,E.coliに対して約70%の阻害効果を示した。比率が12:20で調製したCeO2-NPは,B.subtilisに対して最も効果が高く,20μLの濃度で約68%の阻害効果を示した。さらに,比率が20:20で調製したCeO2-NPは,B subtilisに対して,20μLの濃度で約60%の阻害効果を示した。一方,20μLを超える濃度領域では,阻害効果の減少が観察されたことから,CeO2-NPの抗菌活性は,CeO2-NPの細胞貫通力と,発生した酸素ラジカルのバランスに起因していることが示唆された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (7件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物科学研究法一般  ,  バイオアッセイ  ,  電子顕微鏡,イオン顕微鏡  ,  X線回折法  ,  顕微鏡法  ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル  ,  微生物・ウイルス学研究法一般 

前のページに戻る