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J-GLOBAL ID:201802248111600366   整理番号:18A1652866

ジュラ紀のステム群哺乳類の孵化期幼体と哺乳類の生殖および成長の起源

Jurassic stem-mammal perinates and the origin of mammalian reproduction and growth
著者 (2件):
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巻: 561  号: 7721  ページ: 104-108  発行年: 2018年09月06日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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哺乳類ステム系統における形態,生理,行動の変化は,少数の仔に対する母親の高い投資を特徴とする生殖戦略や脳の拡大に関連した初期の頭蓋発達における異時的変化の出現など,生殖および成長の著しい変化を伴っていた。これらの変化のタイミングおよび順序は,直接的な化石証拠が欠如しているため明らかになっていない。本論文では,我々の知る限り,非哺乳類単弓類としては初めての孵化前あるいは孵化直後の幼体の化石記録について報告する。カイエンタ累層の前期ジュラ紀の堆積物から,哺乳形類(Mammaliamorpha)犬歯類に属するトリティロドン類カイエンタテリウム(Kayentatherium wellesi)の保存状態の良い多数の孵化期幼体が,母親のものと推定される骨格と共に発見された。これらの幼体の単一の集合体は少なくとも38個体からなり,これは現生哺乳類で報告されている一腹仔数の範囲を大きく上回る。この発見は,仔数の多さが羊膜類の祖先的状態であったことを裏付けるとともに,哺乳類ステム群における一腹仔数の減少のタイミングを絞り込むものである。発見された孵化期幼体は,サイズは極めて小さいものの,頭骨の全体的な形状は成体のものと類似しており,個体発生におけるアロメトリー(相対成長)的な顔の伸長は認められない。唯一認められる正のアロメトリーは,咀嚼筋系を支える骨と関連するものであった。カイエンタテリウムは,哺乳型類(Mammaliaformes)の基部において頭蓋構造の再構成をもたらしたと仮定されている急激な脳拡大事象の直前に分岐したと考えられる。カイエンタテリウムに見られる仔数の多さとほぼアイソメトリー(等成長)的な頭蓋成長との関連は,大脳化とそれに伴う代謝および発生の変化が哺乳類の生殖におけるその後の変化を駆動した,というシナリオと一致する。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (1件):
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免疫反応一般 

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