抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:自動管電流変調(ATCM)と自動管電圧変調(CAREkV)による頭頸部と胸部CTの螺旋スキャンの時、異なるスキャンセンターの放射線量に対する影響を検討する。方法:ATCMとCAREkV技術を併用し、頭頚部と胸部ファントムに対してCT螺旋スキャンを行った。頭頚部ファントムは眼球中心上4cm、眼球と外耳孔の中点、外耳孔から下5cmまでの5種類の異なるスキャンセンター(即ち異なる検査床の高さ)を選び、胸部のファントムは乳腺上5cmと4cm、乳腺、腋窩前線、腋中線、胸部の中線を選べた。腋窩後線の6種類の異なるスキャンセンター。各スキャンセンターに3回スキャンし、1回螺旋スキャンを行った。頭頚部ファントムは眼窩中心及び第5頚椎(C5)椎体上縁層面に関心領域(ROI)を選び、胸部ファントムは肺尖及び気管分枝層面にROIを選び、比較雑音比(CNR)を測定した。熱ルミネセンス線量計(TLD)を用いて、毎回のスキャン時の水晶体と乳腺の器官用量を測定した。各スキャンの容積CT線量指数(CTDIvol)を記録した。結果:頭頚部の5種類の異なるスキャンセンターにおいて、眼水晶体の累積放射線量が最も高く、眼球と外耳孔の中点が中心(8.851mGy)、CTDIvolが外耳孔から下5cmまで中心(15.850mGy)であった。眼の水晶体の累積放射線量は最も低く、外耳孔から下5cmまで中心(7.096mGy)、CTDIvol最低は眼球、眼球と外耳孔の中点、外耳孔が中心であった(いずれも15.380mGy)。胸部ファントムの6種類の異なるスキャンセンターにおいて、乳腺の累積照射線量は乳腺を中心に(6.467mGy)、CTDIvolは腋窩前線を中心に(4.120mGy)であった。腋窩後線は,中心の上の値が最低であった(それぞれ4.794と3.540mGy)。眼窩中心とC5椎体の上縁のCNRは,それぞれ87.22108.88と136.13175.57であった。胸部ファントムの肺尖面と気管分岐部のCNRはそれぞれ75.19116.92と42.8586.78であった。結論CTスキャンセンターの選択はCTスキャン部位の放射線量、特に放射線に敏感な組織と器官の放射線量に大きな影響を与える。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】