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J-GLOBAL ID：201802248562503832   整理番号：18A1588066

フローテーションを用いた土壌洗浄法の処理性能評価

PERFORMANCE EVALUATION OF SOIL WASHING SYSTEM USING FLOTATION TECHNIQUE

著者 (1件)： 毛利光男 (清水建設株式会社 エンジニアリング事業本部 土壌環境事業部)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 74  号： 2  ページ： 67-78(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,フローテーションを用いた土壌洗浄法の処理性能を評価することを目的に,水銀,農薬,ダイオキシン類,鉱物油,および放射性Csの汚染土壌を用いて実験を行ない,無次元ロードカーブによる特性把握と土壌洗浄処理の性能評価を行なった.サイクロンによる除去率は平均68.8%であったが,フローテーションを追加することで平均90%以上の除去率が得られた.実験データを有害物質が付着したフロス(泡沫)の発生割合と濃縮倍率の関係で図示することで,フローテーションの機能を視覚的に評価することが可能となった.ダイオキシン類,農薬,水銀についてはフロスの濃縮倍率が25~41倍と高く,フロス発生割合も5%以下と低いことから,フローテーションが非常に効果的に機能したと判断された.(著者抄録)

シソーラス用語： *土壌浄化 ,  *土壌汚染物質 ,  *性能評価 ,  汚染土壌 ,  有害物質 ,  土粒子 ,  土壌微形態 ,  結合モデル ,  含有量 ,  定式化 ,  負荷曲線 ,  物質収支 ,  性能試験 ,  フロス浮選 ,  液体サイクロン ,  回収率 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体
準シソーラス用語： 吸着モデル ,  除去率 ,  放射性セシウム

著者キーワード (8件)： soil washing ,  contaminated soil ,  mercury ,  agricultural chemicals ,  dioxins ,  mineral oil ,  flotation ,  performance evaluation

分類 (2件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

引用文献 (18件)：

• 1) Dermont, G., Bergeron, M., Mercier, G. and Richer-Lafleche, M. : Soil washing for metal removal: A review of physical/chemical technologies and field applications, Journal of Hazardous Materials, Vol. 152, No. 1, pp. 1-31, 2008.
• 2) EPA : Innovative site remediation technology, Soil Washing/Soil Flushing, 542-B-93-012, pp. 3.1-3.35, 1993.
• 3) EPA : Technology Alternatives for the remediation of soils contaminated with As, Cd, Cr, Hg, and Pb, 540/S-97/500, pp. 1-20, 1997.
• 4) EPA : A citizen's guide to soil washing, 542-F-01-008, pp. 1-2, 2001
• 5) 二見達也:分級,比重選別,表面研磨等による重金属汚染土壌浄化実用技術の一例,地学雑誌,Vol. 116, No. 6, pp. 932-940, 2007.

タイトルに関連する用語 (3件)： フローテーション ,  土壌洗浄 ,  性能評価