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J-GLOBAL ID：201802248665134993   整理番号：18A1650746

高脂肪食/ストレプトゾトシン誘発糖尿病マウスにおけるNLRP3インフラマソーム活性化とNF-κB/p38シグナル伝達経路阻害による糖尿病性腎症に対するギンセノシド代謝物Kの保護効果【JST・京大機械翻訳】

Protective effect of ginsenoside metabolite compound K against diabetic nephropathy by inhibiting NLRP3 inflammasome activation and NF-κB/p38 signaling pathway in high-fat diet/streptozotocin-induced diabetic mice

著者 (5件)： Song Wu (Department of Pharmacology, College of Basic Medicine, Changchun University of Chinese Medicine, Changchun 130117, China) ,  Wei Lin (Department of Pharmacology, College of Basic Medicine, Changchun University of Chinese Medicine, Changchun 130117, China) ,  Du Yanwei (Department of Pharmacology, College of Basic Medicine, Changchun University of Chinese Medicine, Changchun 130117, China) ,  Wang Yimei (Department of Pathology, The First Hospital of Jilin University, Changchun 130000, China) ,  Jiang Shuang (Department of Pharmacology, College of Basic Medicine, Changchun University of Chinese Medicine, Changchun 130117, China)
資料名： International Immunopharmacology  (International Immunopharmacology)
巻： 63  ページ： 227-238  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0026B  ISSN： 1567-5769  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ギンセノシド化合物K(CK)の抗糖尿病効果は良く研究されているが,糖尿病性腎症(DN)に対するCKの効果は明らかではない。CKがDNに対して保護効果を有するかどうか,そして,それが酸化ストレスを阻害することによって保護効果を発揮することができるかどうか,NLRP3inflamマソームおよびNF-κB/p38シグナル伝達経路を本研究で調査した。ここでは,HFD(高脂肪食)/STZ(ストレプトゾトシン)誘導DNマウスモデルを,in vivoでCK効果を評価するために確立した。高グルコースに曝露したラット糸球体メサンギウム細胞系HBZY-1において,DNを阻害する分子機構を明らかにする平行実験を行った。CK(10,20,40mg/kg/日)を8週間胃内投与し,全身状態,生化学パラメータ,腎臓病理学的変化および酸化ストレスパラメータを観察し,NLRP3inflamマソームおよびNF-κB/p38シグナル伝達経路を評価した。結果は,DNマウスの空腹時血糖,血清クレアチニン,血液尿素窒素および24時間尿蛋白質の上昇が有意に減少し,糸球体メサンギウムマトリックスの増殖がCKによって軽減されたことを示した。加えて,腎臓におけるROSの生成は有意に減少し,Nox1とNox4蛋白質の発現は下方制御された。さらに,NLRP3inflamマソーム成分(NLRP3,ASCおよびカスパーゼ-1)および炎症性サイトカインIL-1βおよびIL-18の発現は,in vivoおよびin vitroで有意に下方制御された。腎臓p38MAPKのリン酸化もCKにより阻害された。MCC950(NLRP3inflamマソームの阻害剤)およびVX-765(カスパーゼ-1阻害剤)は,HBZY-1細胞におけるIL-1β濃度の減少においてCKと有意な相互作用を示した。結論として,糖尿病による腎障害に対するCKの保護効果は,NADHPオキシダーゼの発現のダウンレギュレーションおよびNLRP3inflamマソームおよびNF-κB/p38シグナル伝達経路のROS仲介活性化の阻害と関連し,腎臓炎症に対するその治療的意味を示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *糖尿病性腎症 ,  *保護作用 ,  in vitro実験 ,  *NFκB ,  *糖尿病 ,  ラット ,  インターロイキン1 ,  酸化ストレス ,  *代謝産物 ,  治療法 ,  リン酸化 ,  ダウンレギュレーション
準シソーラス用語： 阻害剤 ,  *P38 ,  *インフラマソーム , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 化合物K ,  Nox1 ,  TXNIP ,  NLRP3 ,  糖尿病性腎症 ,  p38

分類 (2件)： 泌尿器作用薬の基礎研究  (GW11010R) ,  泌尿生殖器の基礎医学  (GM01020T)

タイトルに関連する用語 (14件)： 高脂肪食 ,  ストレプトゾトシン ,  誘発 ,  糖尿病マウス ,  NLRP3インフラマソーム ,  活性化 ,  NF-κB ,  P38 ,  シグナル伝達経路 ,  阻害 ,  糖尿病性腎症 ,  ギンセノシド ,  代謝物 ,  保護効果