抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
急性収縮期心不全(HF)と正常入院時B型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)で入院した患者の特徴と結果は,以前に調べられていない。ESCAPE試験データを用いて,著者らは,急性HF患者と入院日に正常または高BNPを有する左室駆出分画(LVEF)≦30%を比較した。研究エンドポイントは30日及び6か月死亡率,全原因再入院とHFのための再入院。急性収縮期HFの347名の患者のうち,43例は正常(平均50.6pg/mL)を有し,304は,入院時BNP(平均1144pg/mL)を有していた。上昇したBNP患者と比較して,通常の入院時BNPは若く(51.5対56.8歳,P=0.01),より高いボディマスインデックス(33.6 vs. 28.7kg/m~2, P<0.0001),心臓病(20.9% vs. 51.7%, P<0.001),血中尿素窒素(29.1 vs. 36.3mg/dL, P=0.005)及びクレアチニン(1.34 vs. 1.52mg/dL, P=0.038)レベルの虚血性病因の低周波数,高いLVEF(25.5% vs. 19.1%, P=0.018),より高い心臓指数(2.34 vs. 1.96, P=0.013),及び良好な拡張機能より低いE/A比(1.73 vs. 2.67, P=0.001)とE速度のより長い減速(166 vs. 141ms, P=0.028)により明らかにした。混雑度に関して正常または高入院時BNPの患者間で差はなかった。30日(P=0.101)および6か月(P=0.143)死亡率のような退院後のハードエンドポイントにおいて両群の間に差,原因(P=0.992)またはHF(P=0.763)rehospitalizationではなかった。急性収縮期HFと正常入院時BNPで入院した患者は,BNPの患者と比較して,混雑と退院後転帰の程度に有意差を示さなかった。この場合正常BNPは,診断または予後目的のための価値あるなかった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】