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J-GLOBAL ID：201802248917650868   整理番号：18A1329388

反応誘起相分離を伴う液膜の乾燥と形状変化~共焦点ラマン分光法による評価~

Drying and curling of thin liquid films with photo-curing reactions: a confocal Raman spectroscopy

著者 (3件)： 吉原宏和 (大日本印刷 技術開発セ 生産総合研) ,  吉原宏和 (九州工大) ,  山村方人 (九州工大)
資料名： 日本印刷学会研究発表会講演予稿集(CD-ROM)  (Proceedings of the Conference of the Japanese Society of Printing Science and Technology (CD-ROM))
巻： 139th  号： (冊子)  ページ： 11-14  発行年： 2018年06月19日 
JST資料番号： L0944B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,溶剤,モノマー,開始剤の3成分系液膜へUV照射を行い,ラジカル重合反応による反応誘起相分離を用いて,多孔質構造を有する硬化膜を作製した。硬化後の塗膜表裏の材料組成,反応率を,共焦点ラマン分光法を用いて測定すると共に,硬化塗膜から溶媒を乾燥除去した場合の形状変化を調査した。作製した硬化膜のカール量の絶対値はあるUV照度において,極大値をとるのに対し,高照度領域では照度に依らずほぼ一定値を示すことが分かった。UV照射後の硬化膜表裏のポリマー濃度差を測定した結果,濃度差はある照度で極大値を示し,その臨界照度はカール量が極大となる場合の値に対応していた。これは,相分離と同時に起こるモノマー,溶剤の拡散現象が,最終的な表裏の相分離構造に影響を与えたためであると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 相分離 ,  液膜 ,  乾燥 ,  溶媒 ,  単量体 ,  重合開始剤 ,  *三成分系 ,  *紫外線照射 ,  ラジカル重合 ,  重合 ,  転化率 ,  重合体 ,  濃度 ,  二次電池 ,  *硬化層 ,  *評価試験 ,  *塗膜
準シソーラス用語： *共焦点Raman分光法 ,  *形状変化 ,  *多孔質構造 ,  有機薄膜太陽電池 ,  歪差分

分類 (1件)： 塗料の性質  (YJ03020Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： 誘起 ,  相分離 ,  液膜 ,  形状変化 ,  共焦点 ,  ラマン分光法 ,  評価