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J-GLOBAL ID:201802249080425963   整理番号:18A1135711

D-ガラクトースの優先的結合を有するナマコApostichopus japonicus(AJCTL-2)由来の新規C型レクチン【JST・京大機械翻訳】

A novel C-type lectin from the sea cucumber Apostichopus japonicus (AjCTL-2) with preferential binding of d-galactose
著者 (20件):
資料名:
巻: 79  ページ: 218-227  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1617A  ISSN: 1050-4648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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C型レクチン(CTLs)は,それらの炭水化物認識ドメイン(CRDs)における構造的相同性を共有するCa2+依存性炭水化物結合蛋白質である。本研究において,ナマコApostichopus japonicus(AjCTL-2と命名)から新規CTLを同定した。AjCTL-2の推定アミノ酸配列は,33%から40%の範囲の同一性を有する他の動物からのCTLsと相同であった。それは,N末端に正準シグナルペプチド,低密度リポ蛋白質受容体クラスA(LDLa),C1r/C1s/Uegf/骨形態形成蛋白質1(CUB),およびCa2+結合部位2に2つのモチーフGlu-Pro-Asn(EPN)とTrp-Asn-Asp(WND)を有するCRDを含んだ。AjCTL-2のmRNA転写物は,呼吸樹,筋肉,腸,体腔細胞,管足,体壁および生殖腺を含むすべての試験組織で広範囲に発現し,体腔細胞におけるAjCTL-2の最高発現レベルは,体壁におけるそれの約4.2倍であった(p<0.05)。体腔細胞におけるAjCTL-2のmRNA発現レベルはVibrio splendidus刺激後に有意に増加し,12時間で劇的にピークに達し,対照群におけるそれの206.4倍(p<0.05)であった。AjCTL-2蛋白質は,免疫蛍光法によって体腔細胞の細胞質で主に検出された。組換AjCTL-2(rAjCTL-2)はCa2+に依存しないD-ガラクトースに結合活性を示したが,リポ多糖類(LPS),ペプチドグリカン(PGN)及びマンノース(Man)を含む他の試験病原体関連分子パターン(PAMPs)への結合活性は検出されなかった。表面プラズモン共鳴(SPR)分析により,rAjCTL-2のD-ガラクトースへの高い結合特異性と中程度の結合親和性(KD=4.093×10~6M)を明らかにした。rAjCTL-2はポリクローナル抗体により遮断された後,D-ガラクトースに対する結合活性はブロッキングELISA(B-ELISA)を用いて検出できなかった。さらに,rAjCTL-2は,B.breveに対して最も強い結合活性を有するV.splendidus,V.anguillarum,Staphylococcus aureus,Bifidobacterium breveおよびYarrowia lipolyticaを含む種々の微生物に結合することができた。これらの結果は,AjCTL-2がD-ガラクトースの優先的結合を伴うCTLスーパーファミリー(CTL)のメンバーであり,ナマコの免疫応答に関与することを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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