抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】卵巣癌における細胞質チミジンキナーゼ1(TK1)の発現を調査し,卵巣癌の臨床病理パラメータと卵巣癌の予後の臨床的意義を調査する。方法:免疫ブロッティング増強化学発光法と電気化学発光法を用い、それぞれ62例の卵巣癌患者(卵巣癌群)、52例の良性卵巣疾患患者(卵巣良性疾患群)、50例の健康診断女性(健康対照群)の血清TK1、CA125レベルを測定した。【結果】卵巣癌群のTK1のレベル[12.32(1.83,161.33)pmol/L]は,良性卵巣疾患群[2.14(0.99,15.43)pmol/L]および健康対照群[1.11(0.59)]より有意に高かった。2.08)pmol/Lであった(P<0.05)。【結果】卵巣癌群のCA125レベル[223.54(14.26,3645.21)ug/L]は,良性卵巣疾患群[12.27(6.12,231.25)μg/L]および健康対照群[6.89(4.67)]より有意に高かった。31.22μg/L(P<0.05)の血清TK1レベルは,FIGOの臨床病期と腫瘍分化の程度と相関していた(P<0.05)。しかし,年齢,組織型,腫瘍の最大径,リンパ節転移などの因子とは相関しなかった(P>0.05)。治療前血清CA125のレベルは卵巣癌患者の腫瘍組織学型、FIGO分期、分化程度及び腹腔液量とも相関があり(P<0.05)、Spearman相関分析の結果により、以下のことが明らかになった。血清TK1とCA125(r=0.016,P=0.380)とKaplan-Meier生存曲線の分析は,卵巣癌患者の血清TK1レベルに有意差がないことを示した。血清TK1<12.32pmol/Lの卵巣癌患者の5年累積生存率は51.1%で,血清TK1≧12.32pmol/Lの卵巣癌患者(21.3%)より有意に高かった(P<0.05)。多変量Cox回帰分析は,治療前の血清TK1レベルとFIGO臨床病期が患者の全体的生存時間に影響する独立危険因子であり(P<0.05),血清TK1レベルが卵巣癌患者の予後に影響する独立危険因子であることを示した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】