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J-GLOBAL ID:201802249228770827   整理番号:18A0494791

培養により調べたヒラミモクSargassum oligocystum Montagneの受精卵から幼体までの初期生活期の形態形成と生長

Morphogenesis and growth in the early life stages of Sargassum oligocystum Montagne from fertilized eggs to juveniles examined in culture
著者 (5件):
資料名:
巻: 55  号: 1-2  ページ: 25-35  発行年: 2017年08月30日 
JST資料番号: Y0372A  ISSN: 0503-1540  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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タイ沿岸ではホンダワラ類は広く分布している。ヒラミモクSargassum oligocystum Montagneはタイ湾東岸の沿岸生態系において重要な生態学的役割を果たすガラモ場の優占種である。しかし,ヒラミモクの初期生活期段階についての情報はほとんどない。この生態学的な知見の間隙を埋めるために,成熟した野生株の生殖器托上から採取した受精卵を培養し,発育を観察した。受精卵は,まず,1個の大きな細胞と1個の小さな細胞の2つに横に分割した。1個の小さな細胞は数回の分割後,仮根となった。培養後1日で,1個の小さな細胞から生じた細胞は仮根を伸長させ,幼胚の基部となり,1個の大きな細胞は,細胞分裂し,1日で生長点になった。生長点は,7日で第1茎葉を,30日で第4茎葉を生じ,それらは披針形であった。茎葉は,60日で披針形からへら形,90日で広いへら形になった。半透明の光取り込み窓を持つ屋外の屋根の下に置いた,海水または尿素を4gt-1の割合で溶かした海水で満たした500Lのグラスファイバー製のタンクで3か月齢の幼体を培養した。この2培養条件下で幼体を5週間培養したところ,海水で培養したヒラミモク幼体の週ごとの比成長率は,尿素を混ぜた海水で培養したヒラミモク幼体よりも常に高かった。これは,ヒラミモクが,栄養塩の少ない環境に適応している種であるためと考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  海藻類  ,  植物生態学 
引用文献 (50件):

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