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J-GLOBAL ID:201802249259315305   整理番号:18A2203535

秘密分散法を用いた四則演算の組み合わせに対して安全な次数変化のない秘匿計算

Conditionally Secure Multiparty Computation When n < 2k-1
著者 (2件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 1581-1595 (WEB ONLY)  発行年: 2018年09月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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一般に,Shamirの(k,n)閾値秘密分散法を用いた秘匿計算では,乗算を行う際に乗算結果の多項式の次数がk-1から2k-2に変化してしまうため,復元に必要な分散値の個数がkから2k-1に変化してしまうという問題があった。神宮らが提案した方式では,スカラー量×多項式というアプローチを用いて,次数変化の問題を解決したが,積和演算を実行すると,秘密情報が漏洩するという問題があった。そこで,本論文では,Shamirの(k,n)閾値秘密分散を用いた秘匿計算において,積和演算に対しても次数が変化せず,かつ秘密情報が漏洩しない安全な秘匿計算手法を提案する。これによって秘匿四則演算の組合せを安全に実行できる。本論文では,passiveな攻撃者を仮定し,(1)秘匿乗算において秘密情報に0を含まない,(2)攻撃者が知らない乱数を用いた1に対する分散値集合がある,(3)演算の連続において各サーバが扱う分散値集合内の分散値の位置は固定されるという3つの前提条件をおく。この条件のもと,情報理論的な安全性を実現する秘匿計算が実現できることを示す。(著者抄録)
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