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J-GLOBAL ID:201802249484227672   整理番号:18A0522275

DOCK1阻害は自己活性化Rac1~P29S変異により誘導される癌細胞浸潤とマクロ飲作用を抑制する【Powered by NICT】

DOCK1 inhibition suppresses cancer cell invasion and macropinocytosis induced by self-activating Rac1P29S mutation
著者 (20件):
資料名:
巻: 497  号:ページ: 298-304  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Rac1は細胞骨格再構成,膜分極,細胞移動と増殖を調節する低分子量GTPアーゼのRhoファミリーのメンバーである。最近,Rac1~P29S,Rac1の自己活性化変異は日光曝露黒色腫でよくみられる再発性体細胞突然変異,増加した固有GDP/GTP交換活性と細胞形質転換能を有するとして同定されている。しかし,Rac1~P29Sの形質転換能における細胞Rac1相互作用蛋白質の役割は不明のままである。,種々の癌の悪性度に関与するRac特異的グアニンヌクレオチド交換因子(GEF),DOCK1の触媒ドメインはRac1~P29SのGDP/GTP交換を大きく加速させ得ることを見出した。Rac1~P29Sの強制発現は,野生型(WT)マウス胚性線維芽細胞(MEF)におけるマトリックス浸潤およびマクロピノサイトーシス,DOCK1欠損MEFではなくを誘導した。一貫して,そのGEF機能を阻害するDOCK1の選択的阻害剤は,WT MEF Rac1~P29Sを発現する浸潤およびマクロピノサイトーシスを抑制した。ヒト黒色腫IGR1と乳癌MDA-MB-157細胞はRac1~P29S変異を持ち,内因的にDOCK180蛋白質を発現する。DOCK180蛋白質の遺伝的不活性化と薬理学的阻害は,侵入およびマクロピノサイトーシスを抑制した。まとめると,これらの結果はDOCK1はRac1~P29Sにより誘導される悪性表現型の重要な調節因子であることを示し,DOCK1標的化はRac1~P29S変異と関連した腫瘍を治療する効果的なアプローチであるかもしれないことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  細胞構成体の機能 

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