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J-GLOBAL ID：201802249552483908   整理番号：18A1694417

安全なデータ活用を実現する秘密計算技術 3)秘密分散法を用いた3者秘密計算の有用性

著者 (3件)： 荒木俊則 (NEC セキュリティ研) ,  森田啓 (産業技術総合研 情報技術研究部門) ,  花岡悟一郎 (産業技術総合研 情報技術研究部門)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 59  号： 10  ページ： 886-892  発行年： 2018年09月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・アプリケーションによっては実用に耐える性能が確保できつつある3者秘密計算技術として,1)複製型秘密分散を用いた3者秘密計算,2)クライアント補助型秘密計算を紹介。
・1)として3人の参加者とディーラで行われ,2人以上の参加者が集まれば秘密情報を復元でき,1人以下では機密性が守られる複製型(2,3)しきい値法を用いた秘密計算を説明。
・2)では第三者(クライアント)が2者秘密計算を補助し,MT(Multiplication Triple)を生成してシェアの形に変換してサーバに送るので,秘密乗算を低コストで実行可能。
・2)のモデルのもとで,対象とする値のビット長の対数オーダーに比例する通信ラウンド数が必要とされる秘匿比較プロトコルを実用的な速度で実行可能にした手法を紹介。

シソーラス用語： 技術 ,  計算 ,  秘密 ,  *コンピュータセキュリティ ,  *情報共有 ,  分散化 ,  安全性 ,  クライアントサーバシステム ,  原価 ,  原価低減 ,  プロトコル
準シソーラス用語： 計算コスト ,  秘密計算 ,  *秘密計算技術 ,  秘密分散法

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (6件)：

• Araki, T., Furukawa, J., Lindell, Y., Nof, A. and Ohara, K.: High-Throughput Semi-Honest Secure Three-Party Computation with an Honest Majority, ACM-CCS 2016, pp.805-817 (2016).
• Ikarashi, D., Kikuchi, R., Hamada, K. and Chida, K.: Actively Private and Correct MPC Scheme in t <n/2 from Passively Secure Schemes with Small Overhead, IACR Cryptology ePrint Archive : Report 2014/304 (2014).
• Araki, T., Barak, A., Furukawa, J., Lichter, T., Lindell, Y., Nof, A., Ohara, K., Watzman, A. and Weinstein, O.: Optimized Honest-Majority MPC for Malicious Adversaries - Breaking the 1 Billion-Gate Per Second Barrier, IEEE S&P 2017, pp.843-862 (2017).
• Damgård, I., Fitzi, M., Kiltz, E., Nielsen, J. and Toft, T.: Unconditionally Secure Constant-Rounds Multi-party Computation for Equality, Comparison, Bits and Exponentiation, TCC 2006, pp.285-304 (2006).
• Nishide, T. and Ohta, K.: Multiparty Computation for Interval, Equality, and Comparison Without Bit-Decomposition Protocol, PKC 2007, pp.343-360 (2007).

タイトルに関連する用語 (6件)： データ活用 ,  秘密 ,  計算 ,  秘密分散法 ,  秘密計算 ,  有用性