抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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熊本市西区に位置する井芹川支流の成道寺川は熊本西環状線道路工事が着工され,道路の真下に位置するために生態系に影響があると危惧されている。森山研究室では2004年から2018年まで,毎年ゲンジボタル等の出現個体数の変動を調査している。ラインセンサス・カウント法を用い,観測場所をL1~L5に分けて目視でホタルの頭数を数えている。2012年の夏に工事が着工され,2001年と比べると2012年からは全体的に激減していたが,2018年の調査では,ラインすべての合計頭数が2017年よりも1.8倍ほど増加していた。ホタルの出現個体数を年ごとやラインごとに地図上に表示し,時系列で見ることでラインごとの出現個体数の変化を見やすくする。また,現地調査を行ったり2001年からの地図を用いるなどして,成道寺川流域の環境の変化とホタルの頭数の変化を同時に表示することで,それらの関係や,なぜ今年度はゲンジホタルが増加したのかという原因を考察する。(著者抄録)