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J-GLOBAL ID：201802249683625392   整理番号：18A0119031

分級により粒度調整したフライアッシュの諸特性

Characteristics of fly ash classified by particle size

著者 (3件)： 土肥浩大 (三菱マテリアル) ,  白濱暢彦 (三菱マテリアル) ,  山下牧生 (三菱マテリアル)
資料名： 三菱マテリアルセメント研究所研究報告(CD-ROM)
号： 19  ページ： 13-19  発行年： 2018年01月05日 
JST資料番号： L3745C  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フライアッシュの化学的性質および物理的性質を安定化させる手段として,分級により粗粒分を除去する方法がある。本研究では空気分級により粒度調整したフライアッシュを作製し,粒度と諸特性の関係について調べた。その結果,分級により細粉の比表面積を高めるほど密度,フロー値比および活性度指数(材齢28日)は上昇した。また,フライアッシュの反応率は比表面積の増加により直線的に高まった。分級後のフライアッシュのガラス化率は,分級前のものと比較してわずかに高まっていたが,大きな差は認められなかった。よって活性度指数(材齢28日)が向上した要因は,主として比表面積の増加に伴う反応率の向上によるものと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *空気分級 ,  *フライアッシュ ,  *化学的性質 ,  *物理的性質 ,  *比表面積 ,  密度 ,  転化率 ,  *モルタル
準シソーラス用語： 反応率

分類 (2件)： セメントの性質・分析  (YC05040F) ,  その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (4件)：

• 一般財団法人 石炭エネルギーセンター:「石炭灰発生量データ(平成7年度~平成24年度)」 http://www.jcoal.or.jp/coalash7_24.pdf
• 荒井康夫:セメントの材料化学、大日本図書株式会社、pp.214-215(1990)
• 花城可英ほか:石炭灰の改質技術及びフライアッシュセメントの製造利用技術の開発研究 (その1)、沖縄県工業技術センター研究報告書、第6号、pp.17-24(2004)
• 長瀧重義ほか:フライアッシュコンクリートの品質管理手法に関する研究、第9回コンクリート工学年次論文報告集、pp.223~228(1987)

タイトルに関連する用語 (3件)： 分級 ,  粒度調整 ,  フライアッシュ