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J-GLOBAL ID：201802249983127353   整理番号：18A0312319

地震で変形した河川堤防の浸透性能評価に関する遠心模型実験

CENTRIFUGE MODELING FOR EVALUATION OF SEEPAGE BEHAVIOR OF DEFORMED LEVEE AFTER SHAKING

著者 (3件)： 居上靖弘 (徳島大学 大学院先端技術科学教育部) ,  渦岡良介 (京都大学 防災研究所 地盤災害研究部門) ,  上野勝利 (徳島大学 理工学研究部)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： 442-449(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1948年の福井地震により被害を受けた河川堤防は多く存在し,その後の集中豪雨による水位上昇に伴った高水で河川堤防が破堤するといった報告がある.従来,地震後における河川堤防の安全性は,地震時の天端沈下量と平常時の最高水位を基準に越流への評価はされているが,浸透への安全性が考慮されていない.地震・高水のような外力が作用する状況下で,地震による堤防の沈下量だけでなく,地震による堤体の変形と浸透性能の関連性の明確化を目的として,加振で変状した堤防の水位上昇に対する浸透性能評価を行うため,遠心模型実験を実施した.結果として,加振による堤防の変状により川裏側法尻部でクラックが発生した堤防は,高水時において滲出流量が増加し,クラックが起因となった進行的な破壊が発生することを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川堤防 ,  粒界破壊 ,  浸透 ,  *浸透水 ,  浸透流 ,  地下水位 ,  *進行性破壊 ,  浸出 ,  遠心模型試験 ,  集中豪雨 ,  振動試験 ,  大地震 ,  浸透率 ,  地盤沈下
準シソーラス用語： *浸透破壊 ,  破堤

著者キーワード (4件)： embankment ,  centrifugal modeling test ,  shaking table test ,  seepage flow test

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (14件)：

• 1) 内閣府中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会:1948 福井地震,2011.
• 2) 国土交通省水管理・国土保全局治水課:河川構造物の耐震性能照査指針,2016.
• 3) 地盤工学会 2007年度会長特別委員会:地震と豪雨・洪水による地盤災害を防ぐために-地盤工学からの提言-,2009.
• 4) 今井康雄,鈴木明憲,飛田哲男:2011年東日本大震災で被災した吉田川右岸16kの河川堤防を対象とした事例解析,第48回地盤工学研究発表会発表講演集,pp. 1129-1130, 2013.
• 5) 脇中康太,石原雅規,佐々木哲也:東日本大震災による堤体の液状化による河川堤防の被災事例解析,第48回地盤工学研究発表会発表講演集,pp. 1701-1702, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地震 ,  河川堤防 ,  浸透性能 ,  評価 ,  遠心模型実験