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J-GLOBAL ID:201802250006042503   整理番号:18A1237050

西南日本における白亜紀火山弧の後期白亜紀の隆起史:U-Pbジルコン年代に基づく湯浅-有田川盆地の堆積物供給源についての分析

Late Cretaceous uplift history of the Cretaceous volcanic arc in Southwest Japan: Provenance analysis of the Yuasa-Aridagawa basin based on U-Pb zircon ages
著者 (3件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: e12253  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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領家変成コンプレックスは低P/T変成作用を受け,100Ma前後の花崗岩質マグマによって貫入された。それに引き続いて,和泉層群の堆積開始時までに本帯は隆起し露出した。その時期や過程等の,隆起作用に関する構造発達史は,領家変成帯の時空進化を理解するために重要であるにもかかわらず,ほとんど知られていない。前弧海盆及び背弧海盆の堆積岩からのU-Pbジルコン年代は,堆積物供給源における隆起とマグマ活動に制約条件を課するのに有用である。西南日本,秩父帯の白亜紀前弧海盆である湯浅-有田川盆地における12試料(4つの砂岩と8つの花崗岩質岩片)からの砕屑性ジルコンのU-Pb年代測定は,大部分が60~110Maの年代を与えた。礫岩中に含まれる花崗岩質岩片は,花崗岩の貫入がコニアシアン期及びマーストリヒチアン期の礫岩の形成に先行して起きた事を示唆する。コニアシアン期の礫岩中の花崗岩質岩片から検出された花崗岩質岩体の定置年代は(110.2±1.3)Ma,(106.1±1.8)Ma,(101.8+5.8~3.8)Ma,(95.3±1.4)Maである;マーストリヒチアン期の礫岩中の花崗岩質岩片については(89.6±1.8)Ma,(87.3+2.4~1.8)Ma,(85.7±1.2)Ma,(82.7±1.2)Maである。この結果は,砂岩中の砕屑性ジルコンは主に堆積年代と同時期の火山噴出物と領家変成帯の深成岩とに由来していることを示唆している。花崗岩質岩片試料のジルコン年代はまた,堆積物供給源における隆起はアルビアン期以降に始まり,少なくともコニアシアン期からマーストリヒチアン期の間に起こったことを示す。著者らの結果は,背弧海盆と前弧海盆との間で堆積物供給源が異なる事と併せて,後期白亜紀に領家変成帯の南縁帯が隆起し,大量の砕屑性物質を前弧海盆に供給したことを示唆する。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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年代測定  ,  中生代 

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