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J-GLOBAL ID:201802250216547080   整理番号:18A1294755

移植における腸内微生物叢は,Allo-HSCTレシピエントにおけるTreg/Th17バランスを介して急性移植片対宿主病に影響する【JST・京大機械翻訳】

Intestinal Microbiota at Engraftment Influence Acute Graft-Versus-Host Disease via the Treg/Th17 Balance in Allo-HSCT Recipients
著者 (11件):
資料名:
巻:ページ: 669  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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動物モデルは,腸内微生物相が免疫ホメオスタシスを調節することにより急性移植片対宿主病(aGVHD)に影響することを示している。しかし,ヒトでは,微生物相がaGVHDを誘導する機構は不明のままである。本研究では,同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)を受けた患者における腸内微生物相とT細胞サブセットの間の関係を調べ,微生物相がaGVHDを誘導する機構を調べた。aGVHDに基づいて,本研究は,グレードII-IVaGVHD(aGVHD群,n=32)とグレード0-IaGVHD(非aGVHD群,n=49)の2つの群に分類した。腸内微生物相を16S rRNA遺伝子配列決定により検出し,末梢血中のCD4+T細胞におけるT細胞サブセットとヒストン3(H3)アセチル化を,移植時のフローサイトメトリーにより測定した。aGVHD群は非aGVHD群よりも高い微生物多様性を有していた(56.3対24.5%,p=0.004)。細菌群集は,非aGVHD群と比較してaGVHD群において,Clostriia(例えば,LachnospiraceaeおよびRuminococcaceae科)が減少し,Gammaproteobacteria(例えば腸内細菌科)に富んでいた。LachnospiraceaeとRuminococcaceaeの相対存在量は,Treg/Th17比計数(それぞれr=0.469と0.419;p<0.001と<0.001)と正の相関を示したが,腸内細菌科はTreg/Th17比(r=-0.277;p=0.012)と負の相関を示した。CD4+T細胞におけるアセチル化H3のレベルは,Lachnospiraceae / Ruminococcaceaeと相関しているだけでなく,Treg/Th17比(r=0.354;p=0.001)とも相関していた。結論として,著者らの結果は,LachnospiraceaeおよびRuminococcaceaeの減少およびEnterobacteriaceaeの増加が,CD4+T細胞におけるアセチル化H3を介すると思われるTreg/Th17不均衡と相関することを示唆する。これらの知見は,腸内微生物相がTreg/Th17バランスに影響を及ぼすことによってaGVHDを誘発する可能性があることを示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  血液の臨床医学一般 

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