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J-GLOBAL ID:201802250426815124   整理番号:18A1011158

選択的浸出による高いP2O5含有量の製鋼スラグからのリン回収のための最適条件

Optimum Conditions for Phosphorus Recovery from Steelmaking Slag with High P2O5 Content by Selective Leaching
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 860-868(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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P濃縮固溶体の選択的浸出は,高いP2O5含有量のスラグからのP回収のための効果的方法と考えられる。これは,高リン鉄鉱石の利用の促進に重要な役割を演じる。Pの選択的浸出のための最適条件を求めるために,水溶液中の改質スラグの溶解挙動に及ぼす,溶融スラグの冷却速度,スラグ中のNa2O含有量およびpHの効果を調べた。浸出に次いで,沈殿法を研究して,浸出液からPを回収した。急冷に比較して,炉冷却スラグは,高いP溶解比および低いFe溶解比を見せ,遅い冷却が選択的浸出を達成するのに必要であることを示した。スラグへの2.5~4.0質量%のNa2Oの添加が,pHで大部分の固溶体を溶解させるのに十分であり,Feは溶解し難かった。改質スラグからのPの溶解比は,pHが7から5に低下した時,顕著に増加した。pHの更なる低下はFe溶解を促進した。従って,水溶液のpHは5と6との間でコントロールすべきである。浸出後,浸出液のpHの上昇と共に,浸出液からのPの沈殿比は増加し,一方,得られらたリン酸塩製品中のP2O5は減少した。本プロセスにおいて,スラグ中の約70%のPが,リン酸塩製品の形で回収され,それはリン酸塩肥料として使用できる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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製鋼  ,  資源回収利用 
引用文献 (23件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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