文献

J-GLOBAL ID：201802250519129360   整理番号：18A1289715

急性肝不全マウスにおける血液脳関門でのABC輸送体の変化した機能と発現およびフェノバルビタールの脳内分布の増加【JST・京大機械翻訳】

Altered Function and Expression of ABC Transporters at the Blood-Brain Barrier and Increased Brain Distribution of Phenobarbital in Acute Liver Failure Mice

著者 (6件)： Liu Li (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University) ,  Miao Mingxing (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University) ,  Chen Yang (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University) ,  Wang Zhongjian (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University) ,  Sun Binbin (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University) ,  Liu Xiaodong (Center of Drug Metabolism and Pharmacokinetics, School of Pharmacy, China Pharmaceutical University)
資料名： Frontiers in Pharmacology (Web)  (Frontiers in Pharmacology (Web))
巻： 9  ページ： 190  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7091A  ISSN： 1663-9812  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,急性肝不全(ALF)マウスの血液脳関門(BBB)におけるP糖蛋白質(P-GP),乳癌耐性蛋白質(BCRP)および多剤耐性関連蛋白質2(MRP2)の機能および発現の変化およびその臨床的意義を検討した。ALFマウスをチオアセトアミドの腹腔内投与を用いて開発した。P-gp,BCRP,およびMRP2機能を,それぞれ,ローダミン123,プラゾシン,およびジニトロフェニル-S-グルタチオンの脳血漿中濃度の比率を測定することによって測定した。P-GP,BCRPおよびMRP2のmRNAおよび蛋白質発現レベルを,それぞれ定量的リアルタイムPCRおよびウェスタンブロット法で評価した。MDCK-MDR1とHCMC/D3細胞を用いて,ALFマウスの血清中の異常に変化した成分がP-GPの機能と発現に及ぼす影響を記録した。P-GP機能と発現における変化の臨床的意義を,脳におけるP-GP基質フェノバルビタール(60mg/kg,静脈内投与)の分布と薬物(100mg/kg)によって誘発された右反射(LORR)の損失を測定することによって調査した。結果は,ALFがP-GPとBCRPの両方の機能と発現を有意に下方制御したが,マウスの脳におけるMRP2の機能と発現を増加させたことを示した。細胞研究は,増加したケノデオキシコール酸が下方制御されたP-GP機能と発現の背後にある可能性があることを示した。対照マウスと比較して,ALFマウスはフェノバルビタールの有意に高い脳濃度と高い脳対血漿濃度比を示した。一致して,ALFマウスは,フェノバルビタールによるLORRの有意により大きな持続時間とLORRのより短い潜伏期を示し,中枢神経系(CNS)に及ぼすフェノバルビタールの増強薬理作用を推測した。結論として,P-GPとBCRPの機能と発現は減少し,一方,MRP2の機能と発現はALFマウスの脳で増加した。BBBにおけるP-GPの減衰機能と発現は,脳におけるフェノバルビタール分布を強化し,ALFマウスのCNSにおけるフェノバルビタールの有効性を増加させる可能性がある。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 薬理作用 ,  血漿中濃度 ,  静脈内投与 ,  P糖タンパク質 ,  mRNA ,  ウェスタンブロット法 ,  血清 ,  血漿 ,  ダウンレギュレーション ,  *血液脳関門 ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  ピリリウム ,  カルボン酸エステル ,  ジアミン ,  第一アミン ,  芳香族化合物 ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： 蛋白質発現 ,  *急性肝不全 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 血液脳関門 ,  急性肝不全 ,  P糖蛋白質 ,  ABC排出輸送体 ,  フェノバルビタール

分類 (2件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (3件)： プラゾシン ,  ローダミン123 ,  フェノバルビタール

タイトルに関連する用語 (7件)： 急性肝不全 ,  マウス ,  血液脳関門 ,  ABC輸送体 ,  発現 ,  フェノバルビタール ,  脳内分布