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J-GLOBAL ID：201802250677839287   整理番号：18A0786216

比較ゲノムプロファイリングから同定された転写因子yrr1pの欠如はSaccharomyces cerevisiaeにおけるABC輸送体発現,rRNAプロセシング及びリボソーム生合成の増強によりバニリン耐性を増加させる【JST・京大機械翻訳】

The Absence of the Transcription Factor Yrr1p, Identified from Comparative Genome Profiling, Increased Vanillin Tolerance Due to Enhancements of ABC Transporters Expressing, rRNA Processing and Ribosome Biogenesis in Saccharomyces cerevisiae

著者 (6件)： Wang Xinning (State Key Laboratory of Microbial Technology, School of Life Science, Shandong University) ,  Liang Zhenzhen (State Key Laboratory of Microbial Technology, School of Life Science, Shandong University) ,  Hou Jin (State Key Laboratory of Microbial Technology, School of Life Science, Shandong University) ,  Shen Yu (State Key Laboratory of Microbial Technology, School of Life Science, Shandong University) ,  Bao Xiaoming (State Key Laboratory of Microbial Technology, School of Life Science, Shandong University) ,  Bao Xiaoming (Shandong Provincial Key Laboratory of Microbial Engineering, Department of Bioengineering, Qilu University of Technology)
資料名： Frontiers in Microbiology (Web)  (Frontiers in Microbiology (Web))
巻： 8  ページ： 367  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7080A  ISSN： 1664-302X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リグノセルロースから誘導された阻害剤に対するSaccharomyces cerevisiaeの耐性を高めることは,豊富なリグノセルロース材料を用いて生物燃料と化学物質を生産するのに役立つ。バニリンはS.cerevisiaeのリグノセルロース加水分解物における主要なフェノール阻害剤である。本研究において,酵母におけるバニリン耐性に有益な因子は,適応進化によってNAN-27株から誘導されたバニリン耐性株EMV-8から同定された。著者らは,EMV-8とNAN-27のゲノム配列を比較することによって,バニリン耐性株EMV-8においてInDelsを有する450のSNPと44の遺伝子を見つけた。InDelの効果を調べるために,InDelをそれぞれBY4741で削除した。YRR1の欠失は,株のバニリン耐性を改善することを示した。6mMバニリンの存在下で,YRR1の欠失は最大比増殖速度とバニリン消費率をそれぞれ142と51%増加させた。その後のトランスクリプトーム解析は,YRR1の欠失が5mMバニリンの存在下で200以上の遺伝子の発現の変化をもたらすことを明らかにした。最も顕著な変化はデヒドロゲナーゼADH7の有意なアップレギュレーション,いくつかのATP結合カセット(ABC)輸送体,リボソーム生合成とrRNAプロセシングに関与する数十の遺伝子であった。同時に,BY4741(yrr1Δ)の粗酵素溶液は,対照より高いNADPH依存性バニリン還元活性を示した。さらに,ABC輸送体遺伝子PDR5,YOR1,およびSNQ2の過剰発現,およびRNAヘリカーゼ遺伝子DBP2は,菌株のバニリン耐性を増加させた。興味深いことに,上記のような著しい変化とは異なり,バニリンフリー条件下では,野生型とyrr1Δの間に制限された転写差があった。これはバニリンがYrr1p関連調節過程におけるエフェクタとして作用することを示した。YRR1とバニリン耐性の間の関係の新しい知見,およびS.cerevisiaeバニリン耐性を増強するためのrRNA処理とリボソーム生合成の寄与は,リグノセルロース加水分解物への微生物の耐性を改善するための遺伝子工学操作のための新しい標的を提供する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ABC輸送体 ,  リグノセルロース ,  野生型 ,  *転写因子 ,  遺伝子 ,  *rRNA ,  *リボソーム ,  化学物質 ,  耐性菌 ,  生物燃料 ,  アップレギュレーション ,  *Saccharomyces cerevisiae ,  酵母 ,  芳香族アルデヒド ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル
準シソーラス用語： 加水分解物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 出芽酵母 ,  バニリン耐性 ,  yrr1 ,  ADH7 ,  ABCトランスポーター ,  rRNAプロセシング ,  リボソーム合成

分類 (2件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A) ,  代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (1件)： バニリン

タイトルに関連する用語 (14件)： 比較ゲノム ,  プロファイリング ,  同定 ,  転写因子 ,  欠如 ,  Saccharomyces ,  ABC輸送体 ,  発現 ,  rRNA ,  プロセシング ,  リボソーム生合成 ,  増強 ,  バニリン ,  耐性