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J-GLOBAL ID：201802250703985818   整理番号：18A1469661

「海水資源・環境に関する研究動向」にがりを活用した硝酸性窒素除去材の開発

著者 (1件)： 和嶋隆昌 (千葉大 大学院工学研究院)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 72  号： 4  ページ： 218-224  発行年： 2018年07月25日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・海水利用工業において大量に副産物されるにがりの新たな有効利用法として,にがりに含まれる成分,特にマグネシウムやカルシウムに着目し,にがりと塩化アルミニウムまたは塩化第二鉄を反応させ,硝酸性窒素を除去可能な層状複水酸化物を含む生成物合成の紹介。
・伊万里湾表層採取の海水および蒸発法の製塩プロセスから得られたにがり-1とイオン交換膜法の製塩プロセスで得られたにがり-2を用いた層状複水酸化物の合成。
・にがり-2と塩化第二鉄添加と用いた硝酸性窒素除去材である鉄系の層状複水酸化物の合成および(Mg+Ca)/Feが3~5の添加でFe系層状複水酸化物生成の確認。
・本生成物の淡水・汽水域で半分,海水中では1/10に硝酸イオン除去能の抑制の確認。

シソーラス用語： *副産物 ,  硝酸態窒素 ,  塩化アルミニウム ,  塩化鉄 ,  *水酸化物 ,  *層状化合物 ,  除去 ,  アニオン ,  硝酸塩 ,  *にがり ,  硝酸イオン ,  *複水酸化物 ,  NOx除去
準シソーラス用語： *層状複水酸化物 ,  窒素酸化物の除去

分類 (1件)： その他の無機工業薬品,無機材料  (YB02090K)

引用文献 (33件)：

• 1)日本海水学会・ソルトサイエンス研究財団共編,海水の科学と工業,東海大学出版会,東京(1994)
• 2)環境省 水・大気環境局,平成28年度地下水質測定結果,(http://www.env.go.jp/water/report/h29-02/h29-02_full.pdf)(accessed 2018.5.25)
• 3)日本地下水学会,地下水・土壌汚染の基礎から応用-汚染物質の動態と調査・対策技術-,理工図書,東京(2006)
• 4)田中淳子,堀米仁志,今井博則,森山伸子,齋藤久子,田島静子,中村了正,滝田齋,井戸水原因で高濃度のメトヘモグロビン血症を呈した1新生児例,小児科臨床, 49, 1661-1665(1996)
• 5)川西琢也,川島博之,尾崎保夫,地下水の硝酸性窒素濃度の上昇と農業生産-諸外国の研究事例のとりまとめと今後の課題-,用水と廃水, 33, 725-736(1991)

タイトルに関連する用語 (10件)： 海水 ,  資源 ,  環境 ,  研究 ,  動向 ,  にがり ,  活用 ,  硝酸性窒素 ,  除去材 ,  開発