抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・Diaz B.R.等:Reprod Domest Anim, in press(2018)DOI:10.1111/rda13136の慨訳。
・メキシコのコブウシで臀部の脂肪厚を超音波画像で測定し,周産期における変化量とその後の妊孕性につき調査し,周産期の脂肪厚の安定が分娩後より早期に受胎させる効果の検証。
・妊娠後期のウシ59頭を供し,脂肪厚を妊娠後期から分娩後96日まで,月2回超音波画像診断装置で測定。
・グループ1(30頭)は分娩後30日未満にCIDRを挿入し,グループ2(29頭)は分娩後30日以降にCIDRを挿入し,いずれも9日後にCIDRを抜去し,プロスタグランジンF
2αを投与。
・CIDR抜去後に卵巣周期を再開したのは,グループ1で57%,グループ2で76%で有意に高かかったが,卵巣周期を再開したウシにおいて妊娠後期と分娩後の脂肪厚に有意差を認めず。
・試験期間中に卵巣周期を再開したのは,グループ1で67%,グループ2で97%で有意に高く,全体の18%のウシで卵巣周期が再開しなかったが,これらのウシで脂肪厚の変化は不一致。
・受胎率はグループ1で27%,グループ2で72%で有意差。
・妊娠後期と分娩後の脂肪厚の有意な変化は,グループ1の妊娠牛で認めなかったが,非妊娠もしくは排卵停止であったウシでは脂肪厚が有意に減少。
・グループ2においては,受胎したウシで脂肪厚が有意に減少したが,2回目以降のAIで妊娠したウシと非妊娠のウシでは脂肪厚の変化を認めず。