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J-GLOBAL ID：201802250844700242   整理番号：18A0319925

ガラス内部の超短パルスレーザバルク処理における応力波と熱応力の観察

Observation of Stress Wave and Thermal Stress in Ultrashort Pulse Laser Bulk Processing inside Glass

著者 (3件)： SAKAKURA Masaaki (Next Generation Laser Processing Technol. Res. Assoc., Kyoto, JPN) ,  SHIMOTSUMA Yasuhiko (Next Generation Laser Processing Technol. Res. Assoc., Kyoto, JPN) ,  MIURA Kiyotaka (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Laser Micro/Nanoengineering (Web)  (Journal of Laser Micro/Nanoengineering (Web))
巻： 12  号： 2  ページ： 159-164 (WEB ONLY)  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： U0377A  ISSN： 1880-0688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： きつく焦点を絞った超短レーザパルスによりガラス内部を光励起した後,応力動力学,応力波,及び熱応力を,ポンプ-プローブ偏光顕微鏡と過渡レンズ(TrL)法により調べた。ポンプ-プローブ偏光顕微鏡による観察から,レーザ誘起応力波と熱応力の過渡複屈折率分布が明らかになった。応力波と熱応力による圧縮応力の方向は光励起から放射状で,複屈折の遅延から評価した応力の振幅は数百MPaと高かった。TrL測定の観察結果は,振動するTrL信号として,レーザ誘起応力波の伝搬を示した。TrL信号の振動振幅のパルス幅依存性から,応力波の閾値とパルスエネルギーへの敏感性は,パルス幅が広くなるほど高くなることが分った。このパルス幅依存性は様々なイオン化機構により解釈した。多光子イオン化は短いパルス幅で支配的になるが,より広いパルス幅では雪崩イオン化が支配的となるはずである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *超短パルスレーザ ,  パルスレーザ照射 ,  *熱応力 ,  *応力波 ,  ポンププローブ法 ,  偏光顕微鏡 ,  *多光子イオン化 ,  電子なだれ ,  イオン化 ,  複屈折 ,  過渡現象 ,  *ソーダ石灰ガラス
準シソーラス用語： ソーダ石灰シリカ ,  レーザ誘起 ,  過渡レンズ法 ,  *雪崩イオン化

分類 (1件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S)

引用文献 (25件)：

• K. Miura, J. R. Qiu, H. Inouye, T. Mitsuyu and K. Hirao: Appl. Phys. Lett., 71, (1997) 3329.
• L. Shah, A. Y. Arai, S. M. Eaton and P. R. Herman: Opt. Express, 13, (2005) 1999.
• H. B. Sun, Y. Xu, S. Juodkazis, K. Sun, M. Watanabe, S. Matsuo, H. Misawa and J. Nishii: Opt. Lett., 26, (2001) 325.
• K. Sugioka and Y. Cheng: Appl. Phys. Rev., 1, (2014) 041303.
• A. Vogel, J. Noack, G. Huttman and G. Paltauf: Appl. Phys. B, 81, (2005) 1015.

タイトルに関連する用語 (6件)： ガラス ,  短パルスレーザ ,  バルク ,  応力波 ,  熱応力 ,  観察