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J-GLOBAL ID：201802250876420959   整理番号：18A1996355

中央海嶺玄武岩(MORB)ガラス中の鉄の酸化状態:それらの岩石成因と酸素フガシティに対する意味【JST・京大機械翻訳】

The oxidation state of iron in Mid-Ocean Ridge Basaltic (MORB) glasses: Implications for their petrogenesis and oxygen fugacities

著者 (3件)： O’Neill Hugh St.C. (Research School of Earth Sciences, Australian National University, Canberra, ACT 2601, Australia) ,  Berry Andrew J. (Research School of Earth Sciences, Australian National University, Canberra, ACT 2601, Australia) ,  Mallmann Guilherme (Research School of Earth Sciences, Australian National University, Canberra, ACT 2601, Australia)
資料名： Earth and Planetary Science Letters  (Earth and Planetary Science Letters)
巻： 504  ページ： 152-162  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0688A  ISSN： 0012-821X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 玄武岩質液体の酸化状態は,その急冷ガラス中のFeの平均原子価状態から得られる可能性がある。適切なガラスは,海洋海嶺(MORB)で噴出した玄武岩から広く利用可能である。これらのMORBガラスの全体的に代表的な試料のXANES分光法によるFe3+/ΣFeの測定は,湿式化学により決定された最近の文献値と良く一致したが,各独立測定に対するFe3+/ΣFeの予測標準偏差は±0.01であった。これらの正確なデータにより,地球規模と局所規模の両方でMORB酸化還元系統に関する地球化学的制御を評価することができる。地球規模では,log[Fe_2O_3]と[MgO]の間の関係は,Fe3+がMORBの地殻進化の間に軽い不適合元素(lic)のように振舞うことを示す。このグローバルな傾向についてのFe3+の変動性は,類似の不適合性の酸化還元非感受性元素のそれとも一致し,酸素フガシティ(fO2)の外部緩衝を意味しない。Fe3+の変動性は,斜長石に適合するSrとNaの変動性と反相関しているが,斜長石よりむしろ単斜輝石および/またはかんらん石に優先的に分配する元素の変動性と正の相関があり,その変動性はMORBの地殻進化の間,少なくとも部分的には斜長石とかんらん石の比によって制御されていることを示している。地球規模の傾向からのFe3+濃度の偏差は,他のlicのそれらのように,非常に不適合な元素の地球規模の傾向からの偏差に関連する。10.4wt%[MgO]における仮定された親メルトへの全体的傾向の外挿は,0.6wt%のグローバル平均MORB親メルトにおけるFe_2O_3の濃度を与え,それは,0.2~0.3wt%Fe_2O_3を有するスピネル型lゾライト源の15~20%部分溶融と一致した。供給源Fe_2O_3のこの推定は,リソスフェアからのスピネルかんらん岩捕獲岩の鉱物中のFe3+/ΣFeと全Feの測定から推定された,肥沃な上部マントルのl岩の推定と一致する。1barにおけるMORBガラスのfO_2は,<60wt%SiO_2による文献からの478の実験データの新しいパラメタリゼーションを用いて,それらの測定したFe3+/ΣFeから計算することができた。新しいパラメタリゼーションの必要性は,最近の実験研究から生じ,他の側面の中で,Fe3+/Fe2+とfO2,すなわちFe3+/Fe2+∝(fO2)~0.25の間の熱力学的関係を支配する理想的な化学量論と一致する。パラメータ化は,10~5Paでの純粋O_2の通常の標準状態に対して,ΔQFMはケイ酸塩メルトのfO_2と石英-亜リン酸塩-磁鉄鉱緩衝液の間の差であり,TはKであり,[Na_2O]は重量パーセントの酸化物成分の濃度である。。ΔQFMは,log_10単位で,logfO_2(QFM)=8.5~25050/Tである。[Na_2O]は,重量パーセントの酸化物成分の濃度である。。[Na_2O]は,log_10単位では,logfO_2(QFM)=8.5~25050/Tである。5~10wt%MgOの組成範囲におけるMORBガラスによって記録された全体的平均ΔQFMは+0.2±0.3で,MgOの減少とともに小さいが分解可能な増加を示した。MORBにおけるFe3+/ΣFe系統性は,SまたはCrのような他の多価元素との相互作用により影響されるという証拠はない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 酸化マグネシウム ,  相互作用 ,  *鉄 ,  メルト ,  斜長石 ,  ストロンチウム ,  ナトリウム ,  *玄武岩 ,  かんらん石 ,  スピネル ,  クロム ,  地殻 ,  *ガラス ,  石英

著者キーワード (5件)： MORB ,  玄武岩 ,  酸素フガシティ ,  Feレドックス ,  不適合微量元素

分類 (3件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  岩石成因論  (DE07020I) ,  火山岩  (DE07040E)

タイトルに関連する用語 (8件)： 中央海嶺玄武岩 ,  MORB ,  ガラス ,  鉄 ,  酸化状態 ,  岩石成因 ,  酸素フガシティ ,  意味