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J-GLOBAL ID:201802251077549047   整理番号:18A0057757

高収量イネ品種の穀類数と穀類サイズを調節する新しい対立遺伝子,DWARF11

GNS4, a novel allele of DWARF11, regulates grain number and grain size in a high-yield rice variety
著者 (10件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 10:34 (WEB ONLY)  発行年: 2017年12月 
JST資料番号: U7002A  ISSN: 1939-8425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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(バックグラウンド)イネは世界の人口の半分以上の食料安全性において重要な役割をはたしている。イネ穀類収量はバイオマスと収穫指数に依存している。イネ穀類収量を上限までブレイクスルーするための重要な戦略は生物学的収量を増加させることである。従って,器官サイズに関連した遺伝子はイネ育種のための重要なターゲットである。(結果)著者等は減少した器官,花序当たり数穀類,およびWTと比較した小穀類のイネ突然変異体gns4(染色体4上に位置する穀実数とサイズ)をキャラクタリゼーションした。染色体地図に基づくクローニングにより,このGNS4遺伝子がチトクロームP450蛋白質をコードする新しい対立遺伝子DWARF11(D11)であることを示した。GNS4のプロモータ領域の単一ヌクレオチド多型(欠損)は突然変異体中のその発現レベルを減少させ,穀類数の減少と小穀類をもたらした。モルフォロジーと細胞分析により,GNS4が細胞伸張をプロモートすることにより穀類サイズを正に調節することを示した。GNS4の過剰発現は器官サイズ,千粒重,および花序サイズを増加させ,NipponbareとWuyunjing7(高収量栽培品種)バックグラウンドの両方で穀類収量を増強した。これらの結果により,GNS4が稲収量育種における応用のためのキーターゲット遺伝子であることを示した。(結論)GNS4をイネにおける穀類数と穀類サイズを調節するレギュレータとして同定した。高収量稲品種におけるこの遺伝子の発現レベルの増加は穀類収量を増強した。GNS4は収量増加に対して育種計画のターゲットである。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分子遺伝学一般  ,  稲作 

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